STOP✋精神病院の人権侵害  📖小林信子さんの遺稿集が出来ました!

コミュニティサポート研究所 齋藤明子

 

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201931日に亡くなった小林信子さんが、クルクルの髪とちょっとはにかんだような微笑と共に‟みんな”のところに帰ってきました。「遺稿集」の形で。英語とスペイン語が話せた彼女にちなんで『遺稿集』というタイトルも日本語だけでなくスペイン語と英語も付けました。A4版という本としては地図帳並みの大きさで(ちなみに地業研の『東京精神病院事情』と同じサイズです)207ページ、持ち応えだけでなく読み応えも十分なのですが、何せ信子さんが1985年~2010年の12月までの間に様々な刊行物に発表した文章を集めたものであるために、写真が少しあるだけで文字ばかりです。

 出来上がってきた本を見て、漫画世代、文字より写真、そしてコメントと言えば超短文の決めつけ調に慣れた人々に読んでもらえるだろうか、とちょっと不安になりました。編集人として何とか信子さんの主張に引きずり込まれてほしいと、全体の6割近くを占める『おりふれ通信』は1985~、1995~、2000~、2006~と掲載された年代を区切って中扉を付け、信子さんの「寸鉄人を刺す(短いけれども奇抜で適切な言葉によって相手の急所を突く)」言葉を中扉で紹介して、せめてこの言葉があるページは読んで欲しい、と「願」をかけました。よろしくお願いします・・・

<以下、全文は、おりふれ通信403号(2021年7月号)でお読み下さい。ご購読(年間2,000円です)のお申し込みは、本ブログ右下のメール送信で。または FAX042-524-7566 立川市錦町1-5-1-201 おりふれの会へ>

 

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もう読みましたか?『精神障害のある人の権利Q&A』

齋藤明子(コミュニティサポート研究所)Photo_20211013105701

DPI日本会議と大阪精神医療人権センターが編集し、解放出版社から発行された本である。当然のように障害に対する情報保障は万全だ。まず表紙にテキストデータ引換券付と書いてある。ただこの文章は墨字で書いてあって点字ではない。本を買った誰かが一番最後のページの点線に沿って引換券を切り、小さいので失くさないように密封袋にでも入れて渡してあげないといけない。そうすれば障害の有無や障害種別を超えた連帯が生まれるかもしれない。さらに引換券が印刷されているのは「障害などの理由で印刷媒体による本書のご利用が困難な方へ」というタイトルのページで、営利を目的としない点訳データ、音読データ、拡大写本データなどに複製することを認めている。

 

さて、中身だが、まさにタイトル通りで「はじめに」と「コラム」と「マンガ」を除いて22個の質問(Q)と回答(A)で構成されている。質問は当事者発のいかにも差し迫った叫びのようなもの、「お金に困った時に使える制度にはどのようなものがありますか?」とか、「医療保護入院になりました。親の同伴が無いと外出もできません。退院したいです。どうすればいいですか?」とか「精神科病院に入院中、ベッドに縛られたり、隔離室に閉じ込められたりしました。なぜこんな目にあわなければならないの?」から、「精神科病院では入院中の方の自由や権利は守られていますか?」といった精神科病院の問題点を大所高所から把握しようとするもの、さらには「精神科ユーザーまたは精神障害のある人にとって人権が保障される社会とはどのような社会ですか」という世界人権宣言、障害者権利条約、日本国憲法までを視野に入れた上で、現在、精神障害者が置かれている状況を問い直すものまで広範囲をカバーしている・・・

 

<以下、全文は、おりふれ通401号(2021年5月号)でお読み下さい。ご購読(年間2,000円です)のお申し込みは、本ブログ右下のメール送信で。または FAX042-524-7566 立川市錦町1-5-1-201 おりふれの会へ>

 

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