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『日ノ岡荘みんなの部屋の物語』(千書房刊)の想い

前進友の会やすらぎの里作業所 江端一起

 【遺族会】ダト想うんです、、、【遺族会】になっちゃうんだと想うんです、、、、長く患者会を開き続けていると、、、何時しか【遺族会】に為るのだと、、家族会の皆さんも、、兄弟姉妹の皆さんも、、、ソウなんですよ、長くヤッテいると、会としても個人としても、、何時しか【遺族会】や【遺族】に為っていくんですよね、、ソレがゲンジツだと想うんです、、だから、、生き延びちゃった者たちは、、生き延びれなかったなかまたちの想いを語り継ぐ意味と云うか義務と云うかが出来ちゃうんじゃないかと想うんです。ナンと云うか、病者本人も家族も兄弟姉妹も、キーサントモダチも、スタッフダチンコも、会としても個人としても、遺族会や遺族になって、想いを語り継ぐ、そういう場が患者会であれ交流の場であれナニ化であれ、会報や通信やであれ、交流広場であれ、繰り言であれ、独語であれ、絶対に必要なんじゃないかなと想うんです。出来たら、、なかま達と共にがイイのだけれど、、、この『日ノ岡荘みんなの部屋の物語』も、少しは、ソウ為っていたらいいのだけれど、、、如何かな、、、

 前進友の会は、1976年設立ですから再来年で50年に為るんデスよね、、、、若くして亡くなったなかま達、、自殺で亡くなっていったなかま達、、、大往生を遂げられたなかま達、、精神病院内で一度も退院することなく亡くなっていったなかま達、、ガンで亡くなっていったなかま達、、、、突然に亡くなっていったなかま達、、、、総合病院と精神病院を行ったり来たりしているうちに亡くなっていったなかま達、、たくさんのなかま達が亡くなっていきました、、看おくって生き続けているなかま達、、、遺さなきゃ、、残さなきゃと想ってきました、、、今、、ホッとしています、、、みんなの部屋のなかま達の声や息遣いや哄笑や泣き笑いを、、少しは残せました、、、レクや食事会や与太話や、カレーの出来栄えなどを、便所から出られなくなったことも、包丁で追いかけまわされたことも、、、、原稿は書き溜めてきたモノが手元にありました、、たくさん、たくさん、ね、でも、、実は発表する気はなかったのです。やっぱりとてもとても、シンドカッタ、ツラかったんですよ、、、、ある方の強いおすすめがあったからこそ、この本は出版出来ました。感謝しています・・・

 

<全文は、おりふれ通信433号(2024年6月号)でお読み下さい。ご購読(年間3,000円です)のお申し込みは、本ブログ右下のメール送信で。または FAX042-524-7566 立川市錦町1-5-1-201 おりふれの会へ>

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