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「社会から“毛嫌い”された存在!」

ほっとスペース八王子・あしたば会 榛澤昌高

 

「最初は(退院して)社会でやってく自信がなかった。免許もない、定職もない、『俺なんか何もできない』と思っていたから。でも試しに生活してみたら、それが良くて(グループホームに)入居することになった」と。22歳から61歳までの39年間、精神科病院に入院をさせられ人生を奪われた伊藤時男さん。

初めは社会で暮らしていく自信はなかったそうです。しかし2012年退院し、地域で十分に暮らせることを証明されました。2018年放送のNHK「長すぎた入院」でも、時男さんの退院後の生活に密着し“生き生きと”暮らされている様子が描かれていました。39年間もの入院は本当に何だったのか?時男さんは入院中、医者に何度も「退院したい」と訴えました。主治医は首を縦には振りませんでした。患者を長期入院させることで大儲けしている病院から、高い給料をもらい、人の人生を台無しにしてきた精神科医たちは、自分が下した判断をどう思っているのか?今でも多くの患者が必要のない入院をさせられていますが、退院を許さない精神科医たちは、患者の人生をどう思っているのか?

僕は4か月間しか入院経験がないのですが、それでも入院の苦痛は十分に味わいました。窓の鉄格子、鉄の頑丈な扉、「ここは刑務所かよ」と思いました。入院中、看護師たちが部屋を自由に出入りし、機敏に動き回って働いている姿を見て、劣等感と屈辱感に苛まれ、社会の最底辺にいるような感覚に陥りました。また大量の薬で、頭も身体も思うように動かず“生きた屍”のようでした。精神科の入院は他の病気の入院とは全く異質で、自由だけでなく人間性や尊厳をも奪うように思います…

<以下、全文は、おりふれ通信421号(2023年4月号)でお読み下さい。ご購読(年間2,000円です)のお申し込みは、本ブログ右下のメール送信で。または FAX042-524-7566 立川市錦町1-5-1-201 おりふれの会へ>

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