WHO(世界保健機関)「地域精神保健サービスに関するガイダンス:人間中心の、権利に基づくアプローチの促進」発表イベント
松本葉子(オープンダイアローグ基礎トレーニングコース受講生)
2021年6月10日、 WHO(世界保健機関)が「地域精神保健サービスに関するガイダンス:人間中心の、権利に基づくアプローチの促進」 (Guidance on community mental health services: Promoting person-centred and rights-based approaches)[1]を発表した。発表イベントはオンラインで開催され、現在もその様子をyou tube[2]で視聴することができる。英語だが、パソコンでyou tubeを開き、設定から字幕を選択して、自動翻訳を選ぶと、日本語しか聞き取れなくとも、意味をとりながら視聴することができると思う。2021年6月25日までで、世界中の7000人近くがこのガイダンス発表イベントを視聴したという。
私はこのイベントをリアルタイムで視聴した。私は現在、フィンランド・西ラップランド地方のケロプダス病院でうまれたオープンダイアローグの基礎トレーニングコースを日本で受講している。WHOのイベントでは、オープンダイアローグトレーナーで、精神科サバイバーで、デンマークヒアリングボイシズ共同設立者でもあるオルガ・ランシマンさんがスピーチをされた。私は、オルガさんのスピーチを聞くために、日本時間では夜遅くであったが、リアルタイムでyou tubeにかじりついていた。オルガさんのスピーチは、日本語しか聞き取れない私の心にも届いてきた。特に、印象深かった点は、オルガさんが、統合失調症のような精神科診断を「壊滅的」と表現することで批判した点、それに向精神薬の強制的な注射を「レイプ」に例えて批判した点である。
オルガさんは、統合失調症の診断を受けたご自身の経験から、こう話した。「自分に使うことができるラベルはたくさんありますが、統合失調症のラベルを付けると、それらはすべて消えていきます。ラベルが統合失調症のような壊滅的なものである場合、突然、以前のすべてが幅を狭め、精神医学のレンズを通して定義され、見られるようになります。これは必然的に、診断に関連するスティグマと差別に基づく新しいラベルを追加することになります。」と。
[1]URL: https://www.who.int/publications/i/item/guidance-and-technical-packages-on-community-mental-health-services
[2] URL:https://www.youtube.com/watch?v=Rl_Ad-Cfm_M&t=11s
<以下、全文は、おりふれ通信405号(2021年9・10月号)でお読み下さい。ご購読(年間2,000円です)のお申し込みは、本ブログ右下のメール送信で。または FAX042-524-7566 立川市錦町1-5-1-201 おりふれの会へ>
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