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「バリバラ桜を見る会」と2人の訃報

コメディアン、詩人 TASKE 

去る329日、ちょうど志村けんさんが新型コロナウイルスで他界してしまった日、僕はNHK大阪にてEテレ「バリバラ」の「バリバラ桜を見る会」第一部、第二部と二本立て収録だった。自分も「桜を見る会」に因んで、衣装などのコーディネートを考えた。勿論、この時点では志村さんが亡くなった事すら知らなかった。

実は3月中旬にもかつて自分が全国でライブツアーをしてた20代の頃、京都の当時、北大路堀川にあったカフェギャラリー汚点紫(しみむらさき)で開催した人生初の個展「俺の小京都・夏物語」などでよくお世話になってた店主であり友人の柏井銀路君を心臓病の悪化により亡くし、ちょうど収録前日、昨夏に円町へリニューアルオープンしたばかりの汚点紫にて「お別れ会」が行われる事になったので遺影の中の彼に祈りを捧げ、追悼ライブをやった後、名残惜しい気持ちを堪えながら心機一転、そのままNHK大阪へ直行し打ち合わせ&リハーサル。翌日、スタジオで収録。

前夜にスタジオ内を少し見せて頂いた時は、まだ桜の木とかも未完成でまだバリバラ国滑稽中継の議事堂風なセット位しか出来てなかったのにしっかり芝生とかまで出来上がってて、半日も経たずに此処までやり遂げるなんて舞台をはじめとする番組スタッフさん達には本当に頭の下がる思いだ。スタジオ収録は僕を含め出演者多数な上、新型コロナ対策として一席毎に一定の間隔を保つ所謂ソーシャルディスタンスを取りながらだったので、自分みたいに視力も悪く、高次脳機能障害の孕んだ聞き取り能力の低下による形の難聴当事者には厳しかったけど、第一部、第二部共見事にやり切った。この回では政治問題から国籍や女性差別問題などについても触れてたせいか、忖度がどうのこうのとかで第一部再放送が直前差し替えになったり、其処だけが注目され全国の新聞に取り上げられ騒がれたりもしたけど、僕的な見解ではそもそも「バリバラ桜を見る会」ではあらゆる「社会の障害」へスポットを当ててたのではないかと思う。なので、ぶっちゃけ左翼だとか右翼だとか堅苦しい事は然程意識してなかったし、寧ろ騒ぎ過ぎ() ・・・

<以下、全文は、おりふれ通信392号(2020年6月号)でお読み下さい。ご購読(年間2,000円です)のお申し込みは、本ブログ右下のメール送信で。または FAX042-524-7566 立川市錦町1-5-1-201 おりふれの会へ>

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