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伊澤雄一さんの話を聞いて -退院のためのヒットポイントを探すということ

にしの木クリニックデイケア 山本 亮

 

2019年12月16日、はらからの家福祉会支援センタープラッツ伊澤雄一さんの「地域移行支援の実際」というお話を聴く機会を得た。

現在、東京都では圏域別に地域移行事業を6事業所が行なっていて、その中でプラッツは西多摩地区を担当圏域として、青梅市をはじめとした8市町村での地域移行事業を担っている。

事業が生まれた背景としては日本が諸外国と比べ病床数が圧倒的に多く、国内に約20万人超の一年以上の入院患者がいること。そしてプラッツ担当圏域である青梅市が世界規模で見ても非常に病床数が多く、長期入院の患者さんが多いことが述べられた。

その中で伊澤さんが病院に行き、実際に長期入院している患者さんと会い、行なってきた支援の話を聞かせて頂いて、改めて地域移行事業の大切さと、問題の根深さを感じた。

特に印象的だったのは長期入院患者の方の退院促進を支援する際にテーマとして挙げられていた「意思形成」という言葉だった。

長期入院をしている患者さんが退院するということは、まずはご本人が意思を持ってくれるよう働きかけをする所から始まる。いくら外側から「社会的入院は人権侵害である」と言っても、入院患者さん本人が望まなければ退院への支援には繋がらない。

そこでの実践は、まず病院に赴き対象者(以下Aさん)の方と会って関係性を作り、少しずつ外に出て買い物やランチをする。これはその方が「外出」に意欲があったことから行えたことだったという。この時Aさんが興味を持っているのはあくまで「退院」ではなく「外出」である。そこを汲み取って伊澤さんは時間をかけて段階的に買い物、ランチ、社会資源の見学と外出にバリエーションを加えていき、目一杯外出を楽しんでいく。恐らくこの一緒に楽しみを共有し共感することこそが大切なのではないかと思った・・・

<以下、全文は、おりふれ通信388号(2020年1月号)でお読み下さい。ご購読(年間2,000円です)のお申し込みは、本ブログ右下のメール送信で。または FAX042-524-7566 立川市錦町1-5-1-201 おりふれの会へ>

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