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新・精神保健福祉資料(630調査)について なぜ個別病院のデータが必要なのか

村田 京子

 精神保健福祉資料は、精神医療行政施策に資することが目的であり、行政(都道府県・政令市)への提供資料であること、今回の改変が定義の厳密化、データの精度、公表の迅速性などにおいて改善になっていること、また、入院形態の変更、患者の住所地、隔離拘束の指示数、病院直営でない訪問看護ステーションの利用患者数、再入院率などの貴重なデータが新たに盛り込まれていることは理解する。しかし改変に伴い、都道府県単位、医療圏単位の集計のみとなっていることは、施策に資するのに不十分ではないかと考える。何故ならば、精神科病院は個体差が大きく、医療圏、県単位でまとめてしまうと、特徴が丸められ、見えにくくなる、あるいは歪んでしまうリスクが高いからだ。
 試みに医療機能情報提供システムから得られるデータ(平均在院日数と精神科専門医数)を用い、埼玉県についてグラフ化をしてみた。Photo_1Photo_2 例えば「県央」は、精神科専門医数が最も多く(3.7人)、平均在院日数は414日となるが、精神科専門医数(0.7~7.1人)も、平均在院日数(85~1182日)も、域内に非常に大きな差異を内包している。病院ごとにばらつきが大きい、特徴があるのは明白である。

  以下、全文は、おりふれ通信372号(2018年9月号)でお読み下さい。ご購読(年間2,000円です)のお申し込みは、本ブログ右下のメール送信で。または FAX042-524-7566 立川市錦町1-5-1-201 おりふれの会へ

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アドボケーターとセルフ・アドボケイト、この違いがわっかるかナー

齋藤明子(コミュニティサポート研究所)

 今年の夏はとにかく暑かった!連日35°C超えの暑さが続いていた頃、「酷暑によるひきこもり」になり、朝食を終えてもテーブルから立たないようにするため、普段だったら即、古紙の山に放り投げる『都議会だより 7月28日号』を眺めて(読むではない)いた。へぇー都議会は自民党が第1党じゃないんだ。第2、第3党を公明、自民が同数で分け合い、しかも両党を合計しても第1党の都民ファーストには届かないんだ、と国の政党勢力分布との違いを改めて認識する。
記事の大半は各会派の質問とそれに対する都の答で、字が小さいので読む気にもならず、質問議員の写真はオ-バーエイジのアイドルみたいでキモい。と、片隅に「用語解説」のコラムがあった。都議会広報課もけっこう親切じゃんと思って見たら、全ッ然ッ親切ではない。取り上げている言葉が「ソーシャル・インパクト・ボンド」「ビジネスチャンス・ナビ2020」「KURUMIRU」等々およそ日本語とは思えないカタカナやアルファベットだ。意味を知りたいと思うどころか、誰もこのような言葉の存在すら知らないのではないか、と都の役人のネーミングセンスにあきれる。ちなみに「用語解説」によると、「ソーシャル・インパクト・ボンド」は「民間の資金やノウハウを活用して社会課題解決型の事業を実施し、行政はその事業成果等を原資に成果報酬を支払う民間委託事業のこと」となっている。『おりふれ』の読者はお分かりかナ?何度読んでも私にはさっぱりわからない。仲間と苦労して立ち上げた事業に成果が出ると、東京都はその成果を横取りして、あたかも東京都が考えた事業であるかのように、委託してあげますよ、ということか???
 そしてここからが本題。この「用語解説」の中に権力や権威が使ったときは私の“Jアラート”ならぬマイ・アラートが激しく警鐘を鳴らす「アドボケーター」が入っていたのだ。解説を読むと「権利表明が困難な子供等、個々人が持つ権利を様々な理由で行使できない状況にある人に代わり、その権利を代弁、擁護する者のこと」と書いてある・・・

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侘び寂びおじさんの徒然日記 その7 夏の日に命の重さ思いけり 侘び寂びおじさんの徒然日記 その7  夏の日に命の重さ思いけり

あっちら

 こんにちは!お久しぶりです。
 今年の夏。本当に暑かったですね。心身共に疲れを覚えたおじさんであります。さて、8月と言えば15日終戦記念日です。15日の西日本新聞に、心打たれる記事が載っていたので要所を転記します。皆さんにも知って欲しいと思ったからです。大分県日田市出身の特攻隊員の話です。
西日本新聞8月15日06時00分〔大分県〕1945年の初夏の晴れたある日、14歳だった高瀬忠義さん(87)は、敵機監視のためにイチョウに設けられたやぐらに登っていた。昼前、特攻隊の中継基地だった福岡の陸軍大大刀洗飛行場の方角から1機の戦闘機が飛来。低空で何度か旋回し、当時は珍しかったキャラメルなどが入った袋をイチョウに向かって投下した。投下後も名残惜しそうに旋回し、最後に機体を大きく揺らして、鹿児島県の知覧の方角へ飛び去ったという。高瀬さんは「両親や故郷への別れを告げに来たんでしょう」と振り返る。
イチョウの近くに住んでいた松井和子さん(79)=同市豆田町=は、投下された菓子の一つを拾った。空から小さな落下傘が舞い降りてきて近くの墓地に落ちた。追いかけて拾うと、両手に収まるくらいのキャラメル1箱が付いていた。「惜別の菓子」と知ったのは、それから数十年も後のこと。知人に教えられ、改めてイチョウを見に行った。「驚きました。後世に伝えないといけませんね」  以上西日本新聞より
本当にやるせない思いに囚われます。当時命を落とした特攻隊員の数は、4000人だそうです。悲しい出来事です。二度とこういうことは、起こしてはいけませんね。
さて8月15日の翌日、16日(この日はエルビス・プレスリーの命日でもあります)になって、「ソウルの女王」として知られるアメリカの女性歌手アレサ・フランクリン死去のニュースが流れました。日本では、あまり大きな扱いはされませんでした。トランプ政権下のアメリカでは、主要なメディアが大きく取り上げています。歌手としての業績は、もちろん途方もないものですが(権威ある音楽雑誌ローリング・ストーン誌に、歴史上最も偉大な100人で第1位に選ばれています。ちなみにアレサの追悼コンサートの旗振り役スティービー・ワンダーは9位、ジョンレノンが5位、プレスリーが3位、ポール・マッカートニーは11位)。彼女は60年代の人種差別に抵抗する公民権運動とフェミニスト運動の象徴的存在でもありました・・・・

 

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このままでいいのか日本の精神科医療と制度 ~当事者の視点から このままでいいのか日本の精神科医療と制度~当事者の視点から

精神科病棟転換型居住系施設を考える会 成田 茂

   私が、うつ病を発症し職場の上司に勧められ、当時勤めていた印刷会社の会社診療所の心療内科に通院をしたのは、1998年の頃でした。当時の私は、仕事が激務で徹夜の仕事は勿論、午前5時くらいからの早朝出勤、深夜までの残業と、家庭を帰り見ない状況で、果ては心身共に疲れ果て、やがて全てにやる気を無くしている状態で絶えず死を意識した状態でした。「全てに疲れた、この世から消えたい、自分をこの世から抹消したい」という気持ちばかりが働いていました。ついには、自傷行為に走ってしまい、自分を見失った状態に陥ったのです。酒に走り、眠剤の多量服用、意識が朦朧とする中でのリストカット。今思えばこれらの行為は、自分の存在に気付いてほしい、自分を見つめて欲しいという自己アピールに過ぎなかったのかもしれません。何故なら、その時、本当に死んでいたら今の自分はありません。きっと死ぬのが怖かったのだと思います。そんな命との葛藤の中、救いを求めたのは東京都内のとある大学病院の精神科でした。その時の主治医からの勧めで、埼玉県内の精神科病院に入院することとなり、「心と身体を休める」事として入院加療に至ったのが、私にとっての初めての精神科病院病棟への入院治療の始まりでした。勿論その時も医療保護入院の入院形態です。
数か月間の入院生活の後退院ができたのですが、やはり完全に心の霧が晴れませんでした。そこで、都会を離れ生まれ育ち、母親が一人暮らしをしていた北東北の実家に転地療養を兼ねて戻り、地元の精神科のある国立病院に通院をしながら、仕事を探し暮らす日々をおくったのです。その時から、約20年が過ぎましたが、未だに精神科の病院に通院しおります。入退院すること数十回、その全ての入院形態が医療保護入院の入院形態です。
勿論、調子が悪いと自覚して自ら任意入院を希望したこともありましたが、全て任意入院は認められず医療保護入院での入院加療でした。未だに信じられなかった入院には、外来で通院時に妹と病院に行き、最初に私が診察カウンセリングを受け、今はだいぶ落ち着いているから1ケ月後に、また来てくださいと主治医に言われ待合ロビーで待っていた時に、不意に腹痛・嘔吐の症状があり、診察室の主治医に話したところ、「それでは入院をしましょう」と、突然言われ入院に際してこの書類に署名をと言われて出されたのが、医療保護入院承諾書でした。私は、とても違和感を覚え、頑なにその書類に署名することと入院を拒否したのですが、結局押し切られ、閉鎖病棟への入院となってしまったのです。「腹痛嘔吐」で、なんで精神科の閉鎖病棟に、しかも医療保護入院?・・・・

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