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投稿・精神保健福祉法改正案の再提出について

丘 俊夫

 精神保健福祉法改正案を再提出するそうですね。市区町村長が同意するだけで医療保護入院が簡単にでき、措置入院について本人を入れないで警察を入れて退院後の方針を決めるという「地域協議会」も設置する法案です。たいへん困っています。
先の『おりふれ通信』にも記したように、これが相模原障碍者殺傷事件に対する対策となっていることが最大の問題だと思います。「障碍者は人を不幸にする」「障碍者はいなくなればいい」「在日外国人は排除せよ」というのは確固たる一つの思想として存在するのです。そのような思想、信条に基づく犯行に対して、精神障碍者に法の網をかけるというのはおかど違いなのではないでしょうか。
知的障碍者の虐殺に対して、「知的障碍者」対「精神障碍者」という分断の構図を築くことにもつながるのではないでしょうか。いじめないでください。
 先日憲法改正を特集している月刊誌を読んだのですが、驚くべきことに「福祉制度の恩恵を受けている者は特権階級である」という言説を複数の大学教授が述べていました。これが誰のことを指すのかは分かりませんが、巷では共感されている言説だそうです。本当でしょうか。生活保護受給額の詳細は分かりませんが、月6~8万円です。食費や生活費を除けば手元に残るのはわずかでしょう。パチンコは趣味ではありませんが、パチンコへ何回行けるのでしょうか。わたしの場合は統合失調症以外に、狭心症、難病指定の後縦靱帯骨化症などの身体病も持っており、医療費だけで約1万6000円~2万円くらいかかります。先は長くありません。ヘロヘロになる日は近いです。これが「特権階級」なのでしょうか?「心の病」を持っている人は身体病を併せ持っていることが多いものです・・・・

 以下、全文は、おりふれ通信367号(2018年3月号)でお読み下さい。ご購読(年間2,000円です)のお申し込みは、本ブログ右下のメール送信で。または FAX042-524-7566 立川市錦町1-5-1-201 おりふれの会へ


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