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入院中の方と会えるまで~医療観察法病棟編~

東京精神医療人権センター 香澄海

 先日、国立精神・神経医療研究センター病院の医療観察法病棟を人権センターの面談のために訪問した。とにかく構内が広い。総合受付で医療観察法病棟の場所を教えてもらって、その対応をしてくれたガードマンさん風ないでたちの男性が親切に病棟まで案内してくださった。彼の道すがらの話では、構内を近所の方が散歩したり、春はお花見に来たりするという。
 医療観察法病棟は一般病棟とは離れた建物に2病棟あり、そこの受付に面会の申込みをすると、中から鍵が開いて女性の看護師が現れた。そのまま一緒に入れるのかと思ったのだが、そうはいかず、まず「要らないものはコインロッカーに入れてください」と言われた。貼紙には「録音できる機器の持ち込みは禁止」とある。ノートとシャープペンを取り出し、残りはロッカーにしまう。
 次に、空港にあるようなゲートをくぐる。そして金属探知機の棒で全身をチェックされる。さらにボディタッチによるチェックまでなされた。ペン類は本数までチェック表に書き込む。一緒にいた相談員が小さなポーチを持っていたが、その中身も隅々までチェックされた。「身分証明書を見せてください」と言われて人権センターの名刺を渡す。面談の時間は30分だが、人権のことなので多少長くても良いとのこと。
 そして、やっと第一の鍵の扉が開けられ、ソファセットのあるロビーに通され、そこでまた待たされる。しばらくすると、男性の看護師が現れ、第2の鍵が開けられ、面談室に通された。待っていると、そこに看護師に伴われて相談者本人が現れた・・・

 以下、全文は、おりふれ通信366号(2018年2月号)でお読み下さい。ご購読(年間2,000円です)のお申し込みは、本ブログ右下のメール送信で。または FAX042-524-7566 立川市錦町1-5-1-201 おりふれの会へ

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精神障害者にも心身障害者医療費助成を求めて

特定非営利活動法人こらーるたいとう  加藤 真規子

 

1.地域でくらすための東京ネットワークとは
 東京都八王子市・青梅市周辺は世界一精神科病床が多い地域である。そこに人生被害者ともいうべき精神障害がある人々が置き去りにされている。これほど長い間、彼らを精神科病院に隔離してしまったのは、明らかに国の責任だ。高度成長期に、生きづらさを抱えた人々を、民間精神科病院を乱立して、そこに丸投げしてしまったのである。
 2015年1月29日、東京都八王子市にある『いちょうホール』での、「地域でくらすための勉強会」には、精神障害がある人々、特に社会的入院者の人々に連帯する人々が250名集い、提言やそれぞれの思いや体験を交流し、闘いを継続し発展させたいと願い、次のような決議文を採択した。
 「精神科病棟転換型居住系施設構想は、断じて、精神障害者の人権を保障するものではありません。否、むしろ社会的入院を容認し、固定化させる危険性を持つものといえます。社会的入院者の人々は、人生被害者ともいうべき人々であり、社会的入院を容認するということは、精神障害者への人権蹂躙ともいうべき行為です。東京都におかれましては、断じて精神科病棟転換型居住系施設を認めることがないよう、強く要望します。
 社会的入院の解消、社会的入院者の人々の復権には、精神障害者が地域社会において、自立した人間として、安心して療養し、学び、働き、家族を形成していくことを保障する環境整備こそ、最重要課題です。そのためには精神障害者が地域社会において、自立した生活をおくるための予算・制度を大幅に拡充して下さいますよう強く要望します。(以下省略)」・・・・

 

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国連恣意的拘禁ワーキンググループについて

永野 貫太郎

1.はじめに
今般原稿を頼まれて、手持ちのテキストブック国際人権法などの参考文献を開いてみたが、ほとんど記載がなく、日本では、学者の間でもあまり研究されていないようであった。ネットで「国連恣意的拘禁ワーキンググループ」英語で“UN Working Group on Arbitrary Detention”をグーグルで検索してみた。日本語のページで目を引いたのは、同ワーキンググループへの個人通報を呼びかけたものや、同ワーキンググループによる日本訪問調査を呼びかけたもの等であった。いずれも精神障害者関連の団体によるものであり、受刑者や入管施設に収容されている難民、移民などの関連団体などからの情報は見られなかった。また、学術論文などは、一点もひっかかってこなかった。英文での検索では、学術論文2点(うち1点はネットで読む事が出来た。)特に、ニュースを見たところでは、ウィキリークスの創始者アサンジ氏の件はもちろん、お隣の韓国のケース(長期抑留されていた労働組合指導者の拘束)に対しても同ワーキンググループが恣意的拘禁を認め、韓国政府に対して同ワーキンググループが意見(Opinion)を出した事、及び、同韓国の前大統領パク・クネ氏の長期勾留について同国内から個人通報が申立てられたこと等、筆者の目から見ると、興味深いニュースが目についた。

以下、2恣意的ワーキンググループとは、3恣意的拘禁とは何か、4恣意的拘禁ワーキンググループへの個人通報の重要性、5精神医療被拘禁者問題に関する同ワーキンググループの立場・見解と同ワーキンググループへの個人通報の経験、の順に紙数の許す限り述べてみたい。

 以下、全文は、おりふれ通信366号(2018年2月号)でお読み下さい。ご購読(年間2,000円です)のお申し込みは、本ブログ右下のメール送信で。または FAX042-524-7566、立川市錦町1-5-1-201おりふれの会へ

 

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