やるせない結末 -映画 シャッターアイランドについて-
福冨一郎
統合失調症をテーマにした映画はいくつかあるが、この映画ほどやるせない映画はほかになかっただろう。
シャッターアイランドは2010年公開のアメリカ映画。精神を病んだ犯罪者を収容する、四方を海に囲まれた刑務所『シャッターアイランド』を舞台にし、ある別の目的を抱えた男が失踪事件の謎に挑む、デニス・ルヘインの同名小説を原作とした作品。監督はマーチン・スコセッシ(タクシードライバーの監督)、主役のテディを演じるのはレオナルド・ディカプリオ(タイタニックの主演で有名)。
ストーリーは、1954年、アメリカ、ボストン湾諸島。ボストンの沖合の孤島・シャッターアイランドに、犯罪者の精神病施設があった。アッシュクリフ病院という。シャッターアイランドは孤島で、島への出入りはフェリーが停泊する桟橋のみで、島の反対側は絶壁になっており、人が立ち入る場所もない。またフェリーも日に何便かあるだけ。1954年9月、病院の施錠された一室から女性患者のレイチェル・ソランドが失踪した知らせを受け、アメリカ連邦保安官・テディと相棒・チャックが島を訪れる・・・
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