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初めて見た拘束にショック!!

香澄 海 

 人権センターに松沢病院に入院中の方から連絡があり、会いに行った。

 ピカピカの広い廊下を通って閉鎖病棟のインターフォンを押す。看護師が迎えにきて、カードキーで二重扉を開けていく。先立って歩く男性看護師は「今ね、拘束しているのでね」と事もなげにスタスタ歩きながら言った。後ろからついていったので、その表情までは見ることはできない。「拘束?」 本人から一人で歩くこともままならない状態なので、歩けるようリハビリしていると聞いていたがと、いぶかりながら病室に入ると、本人は両手両足、胴を拘束帯で固定されていた。私は初めてのことだったのでとてもショックを受けた。一緒に行った先輩相談員が名乗ったので、私も名前だけ言って頭を下げる。ここに居て良いのだろうかという思いを抱く。看護師は私たちの目の前で、てきぱきと拘束を一つひとつはずしていく。

 別室で話すことにして、車椅子を押して移動した。聞くと、一週間前から手を、昨日から両足を縛られたということだった。食事のときだけは解いてくれる、オムツを着用させられているという。一人で歩けないほど弱った人を拘束する必要があるのか、病院ではトイレ介助してくれないのか、そんなに長い間の拘束をしたら筋肉が尚のこと無くなってしまうのではないか、私の中で様々な思いが交錯した・・・

 以下、全文は、おりふれ通信356号(2016年12月号)でお読み下さい。
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兵庫県独自の措置入院者の継続支援

精神保健福祉士・精神障害当事者 @兵庫県
彼谷哲志

神奈川県相模原市の障害者支援施設で、19名の障害者が殺害されるという痛ましい事件がありました。容疑者の動機などは報道などで漏れ伝わるところですが、裁判を通じて事件の全容が解明されることを願っています。
厚生労働省が事件を受けて設置した「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム」の中間まとめによれば、相模原市の容疑者は、地元警察から相模原保健所に通報があり、他害の恐れがあるため、北里大学東病院に2週間措置入院。容疑者が退院した後に行政からの支援はとくにありませんでした。警察や行政の連携、病院の判断が適切だったか、様々な議論がなされていることは、読者のみなさんもご存知だと思います。

兵庫県の継続支援チーム
兵庫県では、県独自の取り組みとして、措置入院の退院後のフォローを行う「継続支援チーム」を設けて、今年4月から運用をはじめています。相模原市の事件の翌月には塩崎厚生労働大臣が兵庫県を視察していますし、検討チームも10月に視察する予定で、兵庫の方式を参考に検討が進められる可能性が高いでしょう。
ところで、筆者は現在、相談支援事業所で働いていますが、この継続支援チームと連携したことはなく、制度については私自身も職場の精神保健福祉士も、地元新聞の報道を通してはじめて知りました。県内の多くの精神保健福祉士も似たようなものだと思います。地域で働く精神保健福祉士が措置入院に関わることはそう多くありません。ちなみに、2014年度の全国の措置入院件数は1479件、医療保護入院の17万件から比べると少なく、兵庫県で2015年度末に措置で入院していた患者は15人です・・・

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発達障害者への支援

福冨一郎

 先日、「発達障害者相談支援スキルアップ研修」というのに参加してきました。主催は東京都発達障害者支援センターで、講師はセンター長の山崎順子さんという方でした。

 みなさんは発達障害と聞くと、どんなことを思われますか? 一般的には、空気が読めないとか、頑固だとか、少し変わり者程度に認識されていることが多いようです。また、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズまたはアインシュタインなどの天才が発達障害だったと言う人もいます。これらは、比較的障害が軽い例だと思われます。

 私が見聞きした障害の重い方の中には、コミュニケーションがほとんど取れない方、耳で聞いたことを覚えられない方、いつもとちがう状況になればパニックを起こす方など、いろいろな方がおられます。発達障害と一言で言っても、自閉症スペクトラム、ADHD、学習障害などタイプの違った障害がありますが、この研修では「発達障害」とひとくくりにしていました。

 今回の研修のテーマは「学童への支援」でした。けれど、この研修は大人の方にもあてはまるところが多く、まさに、学校は社会の縮図といったところだと思いました。学校の定義として「基本的に学校もしくは教室のルールと先生の指示のもとに生活するところ」となっていて、そこには発達障害をもつ学童の立場に立つと、彼らが苦手とする様々な状況があります。たとえば、人や声、匂い、物音など情報量がとても多いことによって、うるさくてその場にいられない。トイレが臭くて入れない。気になるものがたくさんありすぎて落ち着かない。話の重要な部分とそうでない部分がわからない。とか、周りの人達に合わせて行動しなくてはいけないので、すぐやりたいのに待たされることがいやだ。興味のないことまでしなくてはいけない。自分のペースでできない。などがあります・・・

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