« 当事者主動サービス連続学習会に参加して | トップページ | 地域移行の体験から思いつくままに・・・(後半) »

書評『精神病院体制の終わりー認知症の時代に』立岩真也 青土社 2015

立命館大学 客員研究員 安原 荘一


 立岩真也さんという方は有名なわりには著作があまり広く読まれていないそうである。その最大の理由は読んでみても読みにくい、わかりにくいという点にあるらしい。立岩真也さんご自身は人前でお話しされる場合は極めてわかりやすく簡潔明瞭に話されるのであるが、モノを書かれる場合は全く別のモードで頭を使われているようである。もっともご本人によればこの本(に限らず最近の本)は、なるべくわかりやすく書こうと努力されているとのことであるが。

 さて本著は全体で2部構成になっている。第1部は「病棟転換型居住系施設」問題に関心を持っておられる方が、より深くその歴史的背景を知ろうと思ったら大変参考になると思う。認知症高齢者の「社会的入院」問題や非人道的な取り扱いは決して今に始まったことではないのである。本著では悪名高い京都の十全会系病院事件の経緯を詳しく追いかけている。単に十全会系病院の問題点のみならず、それを巡る当時の国会審議の議事録やNHKの当時のドキュメンタリー放送等にも丹念に目を通し、また当時の京都の蜷川革新府政の対応や日本精神神経学会の対応、そして前進友の会の当時の動き等、もう今では殆どの人が忘れてしまいかけているような問題に焦点をあてて分析していく、本著第1部第2章は、評者が一番感銘を受けた点である・・・

 以下、全文は、おりふれ通信351号(2016年6月号)でお読み下さい。
ご購読(年間2,000円です)のお申し込みは、本ブログ右下のメール送信で 
または FAX042-524-7566、立川市錦町1-5-1-201 おりふれの会

|

« 当事者主動サービス連続学習会に参加して | トップページ | 地域移行の体験から思いつくままに・・・(後半) »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/19973/63991768

この記事へのトラックバック一覧です: 書評『精神病院体制の終わりー認知症の時代に』立岩真也 青土社 2015:

« 当事者主動サービス連続学習会に参加して | トップページ | 地域移行の体験から思いつくままに・・・(後半) »