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イタリア・トリエステへ行ってきました

訪問看護ステーション卵 中嶋 康子

~はじめに~
 昨年9月に全国訪問看護事業協会主催の「イタリア・トリエステの地域精神医療システム視察の旅」に行く機会があった。イタリアはご存知の方も多いと思うが、1978年に180号法(バザーリア法)が成立し精神病院を新しく作ることを禁止し、すでにある病院にも入院させることを禁止し、1980年以降は再入院も禁止した。この180号法の成立を強力に推し進めたのが精神科医のフランコ・バザーリアであり、バザーリアが最初に病院を開放化し生活協同組合を作って入院者を正規の労働者として遇したのが、トリエステの県立病院である。
 今から25年前、日本でもトリエステの実践が紹介され私もぜひ研修に行きたいと希望したが、イタリア語が話せないとダメと言われ残念に思いつつ他へ行ったという経験があった。その後、トリエステは気にはなっていたが情報も多くはなくいつしか遠い所となっていた。それが、訪問看護を初めて10年目に今回の機会を与えられて驚きとともに、想いは出会いを連れてきてくれるという気持ちを強くした。

~スケジュール~
 今回の研修のスケジュールは以下のとおりである。
1日目午前:トリエステ精神保健局本部棟
全体の説明・リハビリ(就労)と住居サービス
   午後:精神科診断治療サービス SPDC(市内病院内)
2日目午前:ドミオ精神保健センター(CSM)
   午後:ラジオ局
3日目午前:アウリジーナ・デイセンター
   午後:精神保健局本部棟:最後の質疑・・・・

 以下、全文は、おりふれ通信348号(2016年3月号)でお読み下さい。
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