アウトリーチ推進事業について
A.O.
私は、現在、アウトリーチ推進事業に携わっている。今回は、現場で実践をする中で私が感じていることを率直に述べたい。
アウトリーチ推進事業は、精神科医療の受療中断者、自らの意志では受診が困難な精神障害者、長期入院等ののちに退院した者、入退院を繰り返す者などに対して、訪問活動を中心とした包括的ケアを提供することにより、新たな入院および再入院を防ぎ、地域生活が維持できるような体制を地域において構築することを目的に、全国で実施されている。私が生活する地域でも、平成24年度よりモデル事業として実施し、アウトリーチの普及促進を図ることとなった。
私が所属しているアウトリーチチームは、ご本人やその方を取り巻く人や環境の強みに着目し、同じ地域で生活する一人の人として向かっていくことを大切にしている。チームの構成員も地域で生活している一人である。あくまでも、人と人という対等な関係の中で、その方の目指しているところに向かって一緒に向き合っていくことを大切に考えている。
そもそも、アウトリーチ推進事業が診療報酬化を目指して精神科病院を中心に委託されている以上、病院から出かけていくことには変わりがなく、今後の課題だと考える。医療機関が委託を受けて訪問するに当たっての課題は多い。私はアウトリーチ推進事業について、様々な懸念があると感じている。一歩間違えば人権侵害になってしまう・・・
以下、全文は、おりふれ通信324号(2014年1月号)でお読み下さい。
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