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韓国の精神障害者と国家人権委員会の取り組み(1)

DPI日本会議 崔 栄繁

はじめに―韓国の障害者の現況―

 2001年以降、韓国では、障害者に関する法的整備が大きく進んだ。「国家人権委員会法」(2001年)、「障害のある人の権利に関する条約」(以下、障害者権利条約)(2006年)、「障害者差別禁止及び権利救済等に関する法律」(2007年、以下、障害者差別禁止法)の制定・批准がされたことである。本稿では二度に分けて、韓国の障害者の現況、国家人権委員会と障害者差別禁止法を紹介し、その後、精神障害者に焦点を当て、実態や国家人権委員会の取り組みの例、今後の課題などを述べることとする。


 韓国は日本の障害者手帳制度と類似した障害者登録制度を有している。登録障害者数は2011年度の統計で251万7313名であり、障害種別は15種に類型化され、変形等による顔面障害なども含まれ、若干日本の障害の範囲より広い。精神障害者は95,821名である(登録者。登録していない精神障害者を含む推計は 115,151名)。1級から6級に区分されており、その内、重度障害者とされる1~2級の障害者は22.8%である。登録障害者の全人口約5000万人に占める割合は5.5%ほどであり、これは日本とほぼ同様である・・・


 以下、全文は、おりふれ通信322号(2013年11月号)でお読み下さい。
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生活保護基準引き下げ不服申し立て審査請求から決裁の棄却まで

笹倉尚子

 わたしは2005年からの生活保護利用者です。1998年から精神科クリニックを受診しながら、フリーライターとして働いていましたが、どうにもならなくなり、福祉事務所に生活保護を申請しました。2007年には腰部脊柱管狭窄症を発症し、自力歩行は出来ますが、間歇歩行や体力低下など生活障害を伴い自立生活をしています。生活保護の区分では「疾病」に分類されています。

 生活保護基準引き下げや生活保護法改悪の動きは、常にインターネットでウオッチ。そこで、主権者の権利行使として、基準引き下げの不服申し立てを行い、審査請求書を8月5日に福祉事務所に提出してきました。

「知事宛なので県庁に行って欲しい」と担当。「わたしは身体障害でここから県庁に行くためにはタクシー代がかかるが、そのためのお金はない」担当また上司の所に。「受領印が欲しい。そうでないと受付の証明が取れない。これまで請願などは必ずコピーに受領印をもらって来た」今度は課長と思われる人など3人ぐらいで協議、どうも行政審査不服法を調べていたようです。やっと収受印の押された書類のコピーを受け取るまでに、何と1時間もかかりました・・・


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文化の秋、集会の秋に想う

編集部 木村朋子

 10月、文化の秋。さまざまなイベントが開かれる季節です。日頃こもりがちに暮らしている私ですが、今月はいくつかの催しに参加しました。

 一つ目は10月6日、麦の会(立川市の家族会です)25周年の集まり。家族会の目的は二つ。ひとつは家族が互いに元気になれること(ピアサポート)と、社会に対して発言していくこと(ソーシャルアクション)とのお話に敬意をもってうなづけました。

 10月12~13日は札幌での病院・地域精神医学会。日常は半径数メートルの小状況にずっぽり埋まっているところに、たまに大状況、理念、大きな絵を描くような話を聞くことは意味あると感じ、若い人たちにも勧めたいと思いました。今年は障害者差別解消法が成立し、年内にも障害者権利条約批准の見込みという明るいニュースも聞きました。しかし6月改訂された精神保健福祉法が私たちにとって身近な大状況です。これがひどいことになってきている・・・

 
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続あと出しジャンケンの弁[1]「強制医療廃止論」を論ず ―本紙10月号山本真理氏記事に即して―

岡本省三

1.氏の文の第3パラグラフは次のとおり。
「強制入院・強制医療を廃止するためには法規範として強制入院・強制医療を犯罪化すると同時に、強制医療を不要とするオルタナティブの開発が必要です」(アンダーラインは筆者)
 
2.上の引用中の「強制医療を不要とするオルタナティブの開発が必要」との箇所こそが氏の議論、のみならず強制医療廃止論一般の決定的、致命的な核心をなすことが言明されていると解することが至当である。したがってここから私の検討を進めたい。

3.ここには次の二つの基本命題が提起されている。すなわち
[Ⅰ]「絶対的要請=目的」としての「強制医療廃止」
[Ⅱ] [Ⅰ]の「絶対的前提=手段」としての(これを不要化する)「オルタナティブの開発」
論を進めるにあたって、私は「強制医療」とその「廃止」とを次の義に会する。即ち、「患者本人の自由な自己決定のみによる精神科医療へのアクセス」そして「これに反する一切の治療形態・手段の全面的な廃絶」と。

4.さて、私は考える。
[Ⅰ]と[Ⅱ]との、即ち「目的」と「前提条件」との相互関係如何?と。
それらはそもそも「と同時に」との繋辞によって結ばれ得るものなのか?と・・・

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