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新宿区ホームレス生活保護裁判(新宿七夕訴訟)控訴棄却

香澄 海  


 7月18日東京高裁にて判決が下ると傍聴席は拍手でわいた。原告の男性は深々と頭を下げて安堵の表情を見せた。
 2008年6月、当時57歳でホームレス状態だった男性は、住居を確保した上で就職活動をしたいということで生活保護を申請。それに対し新宿区福祉事務所は男性に対し緊急一時保護センターの利用を求め、男性が共同生活では仕事の疲れが十分にとれないことを理由に断ったところ、生活保護法4条1項の「稼働能力不活用」を理由に生活保護申請を却下した。
 一審判決は「法は不可能を強いることができない」として男性の主張をほぼ認めた。
 それを不服として新宿区側が控訴したが、裁判長は「控訴棄却。一審判決と同じということです」と判決を下した・・・

 以下、全文は、おりふれ通信309号(2012年8月号)でお読み下さい。
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地域移行・地域定着へ ―ちたまの取組み―

香澄 海  


地域ネットワーク多摩(略称ちたま)は、多摩地区の国分寺市、府中市、立川市、国立市を中心とした精神医療保健福祉関係者による集まりである。6月9日に"ちたま"主催のイベント「第2回 地域精神医療と福祉の連携を考える~“ほっ”とできる生活をこの街で~」に参加した。

 ちたま代表の西村医師によると、ちたまの掲げる4つの柱として(1)地域の人たちとの連携、(2)地域支援情報データベース作り、(3)イベント・研究会の開催、(4)地域に根ざした相談業務の確立がある。今回のイベントでは基調講演にべてるの向谷地生良氏と当事者研究の実践者たちを迎え、第二部ではちたまに参加するメンバーの地域での取組みと問題点の発表が行われた。

 向谷地氏の講演で初めに心に残った言葉は、「地域に『当事者』という木を植える」というものであった。「街はオアシス」という言葉がある。人は人によって傷つけられるが、その回復も人との交流によってはかられる。日本では長い間、「当事者」は地域からひきはがされ、精神科病院という閉鎖空間に置かれてきた・・・

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入院体験で感じたこと

山本則昭


 20年ぶりに入院した。突然の眩暈で「こりゃいかん」と思い病院に行ったら、案の定病気で脳外科に入院となり手術をした。脳動脈瘤だった。あまり歓迎すべきでない体験ではあったが、日頃医療や福祉の業界でサービスを提供する側にいるので、ある意味貴重な体験であった。医療の対象になってみて、改めて考えさせられることがあった。
 地域の病院で検査の結果、手術を第一選択肢として提案された。脳外科の診療部長による説明は丁寧にされたし、手術をするか否かの選択の余地、猶予も与えられた。インターネットで調べると、今の医療技術では説明された方法による手術はポピュラーな選択肢のようだった。しかし決断は付きにくく、私は病院に行く前に検査を受けたクリニックに意見を聞きに行った。その先生は私の顔を見るなり、「大ごとになる前に見つかってよかったですね」と言い、「私なら迷わず手術を受けますね」と意見をくれた。手術をしないと出血などのリスクが高いというのだ。それで私はすぐに手術を決断した。「インフォームドコンセント」とか「セカンドオピニオン」とかよく言われるが、どこでどのように納得するかは、人それぞれ違うだろう・・・

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make a wish 弐 私たちは自分の夢を叶えてはいけませんか?

ピアスタッフ:西村奈央子
 
 私には、夫との間に一度子どもを授かったことがありました。本当にいい状態で、初期流産はなさそうと言われていたのにもかかわらず、出血も無い状態でいつの間にか赤ちゃんの心音は止まっていました。
たくさんたくさん、泣きました。どんな状態であっても、せめて産んであげたかった、いろんな希望や光、可能性を見せてあげたかった。

私の飲んでいるビシフローフの薬の副作用には、〈不妊、胎児の生存率が低い〉としっかり明記されています。これは、主治医や薬局では説明しません。(把握してないか、時間がないのでしょう)私は薬の添付文書メニューから自分の薬を調べたら、ちゃんと書かれていました。
私は、抗鬱剤をやめて、抗パーキンソン薬もやめ、ランドセンも頃合いを見てやめて、そしていつかまた授かったたら、リスクの少ない形で赤ちゃんをお腹に居させてあげたい。そして、もし産まれてきてくれたなら、出来れば栄養たっぷりの母乳で(母乳がでるなら)育ててあげたいと思うようになりました。
私はただ、その夢が叶えたい。やっと見つけられた本当に愛する人、愛してくれる人、そしてその人との間に子供が欲しい。そして、その子供に安心できる環境にしたいだけなんです・・・


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橋本容子さんの裁判 「人としての尊厳を取り戻す闘い」Ⅲ

編集部 飯田文子


本誌No.284(2009年12月号)とNo.293(2010年10,11月合併号)で報告した「人としての尊厳を取り戻す闘い」を支援する会の最終号からの報告です。
 No.293で報告した医療保護入院自体が憲法違反であると主張した「違憲訴訟」は、控訴審の高裁の判決は2011年3月2日敗訴。3月18日最高裁に上告。2011年9月1日上告棄却・上告不受理が決定し、敗訴となりました。
しかし、橋本さんは、「私にとっては、勝訴も敗訴ももはや重要ではなく、『裁判を闘えたこと』自体が、すでに勝利であったのだということが、全てを終えてみて、あらためて分かったのです」「私が掲げた『人としての尊厳を取り戻す闘い』の『尊厳』は、はからずも、それを踏みにじった相手から取り返すのではなく、真摯にまた誠実に、闘う過程において再構築されるものであり、差別者の卑しく貧しい心根を、凌駕し飲み込んでしまったときに、おのずからこの手の中に戻っていたことに気がついたということです」と橋本さんの勝利宣言をしています。
 医療保護入院のあり方が厚労省の検討チームでも検討されていますが、橋本さんの裁判の中身も参考にして検討を進めて欲しいものです。

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