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生活保護受給者座談会(2)

編集部から この間、お笑い芸人がお母さんの生活保護受給について(不正受給というわけではなかったのに)激しいバッシングを受け、お詫びの記者会見を開くというニュースがあった。告発の先頭に立ったのは、生活保護費10%削減を党の方針とする自民党の片山さつき議員。生活保護受給権を権利として確立し保障する必要はますます急で、この問題を気にかけている人も多いと思う。前回に引き続き「おりふれ通信」編集委員で、精神科ユーザー・生活保護受給者である本城氏、石井氏に座談会形式で語っていただく。


●医療費一部負担について
――医療費を負担することになるのは、かなり困りますね。
本城:ほんとに。だって薬も思うようにもらえないってことになって、下手するとね、症状が重い人は薬たくさんもらってるわけだから、お金かかるんだったら薬はいらないってことになって、えらいことになりますよね。やっぱ、薬で何とか保っている人たちって多いわけだから。
――精神の病気だけじゃなくて他に身体症状も出てくるわけですからね。歳を取るごとに増えていくし、それを一部負担してくれって言われちゃうとね。
石井:うん。
本城:何か「病気になるな」って言わんばかりだね。病気になれないですよね。一部負担なんて言われたら、病気にもなれないですよ、なんか。
――病気だから生活保護を受けている人も多いわけじゃないですか。
本城:そうですよね。
――今、働けるのに職がなくて生活保護を受けている人に世間の目が向いているんだけど、生保受給者の大半は、高齢者、障がい者、病気の人たち、母子家庭なんですよね。そうじゃないところに目がいっちゃってるから平気で医療費一部負担って言えるのかな。
石井:うん。とりあえず、そうなったら、病院行かれなくなる、我慢する、お薬も色々考えるでしょうね。なるべく安いお薬か減らすか。
本城:何か先進国の話とはとても思えないです。日本は先進国だっていうけど。福祉行政に関して言えば、完全に後進国なんですよ、現実としてね。アメリカとか韓国とかそういう国。日本は後れているのにさらに後退するっていうのは・・・

 以下、全文は、おりふれ通信307号(2012年6月号)でお読み下さい。
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精神科医療ユーザーとして、精神保健福祉士として ~これまで、そして、これから~(前編)

 私が精神保健福祉士の存在を知ったのは、6年間在籍した大学の卒業が決まってその先のことを考えている時だった。何年も精神科に通院していたが、ワーカーに出会ったことはなかった。正確に言うと、関わってもらったことがなかった。インターネットで資格を検索していて偶然見つけたのが精神保健福祉士だった。自分の病気のことも制度のことも、地元で情報を得るのは大変だった。そこで、専門の勉強をしたら何かわかるのではないかと思って通信教育科の精神保健福祉士養成課程に進んだ。

 その進学先の大学で、私は今も信頼して連絡を取っている先生に出会った。私の暮らしている県では自分のことは隠さなければならず、精神科医療にも疑問を感じていることがあった。家族や主治医の反対があったので最初は病気ではないと大学に嘘をつくしかなかったけれど、私の病気のことに先生が気付いて声をかけてくれて、徐々に自分のことを話せるようになった。そして、長い間、どんなに辛くて苦しいときも一人で抱えて一人で耐えて、一人で声を押し殺して泣いて一人で我慢してきた私には、「東京とあなたの住んでいる県は離れているけれど一緒に頑張っていきましょう」と声をかけ続けてくれる先生の存在が心強かった。在学中は、スクーリングで体調を崩したり、試験中にフラッシュバックを起こして薬を飲んで寝てしまったり、先生方には本当に迷惑をかけてしまった。私がどんな状態になっても、先生は励ましてくれて否定せずに話を聞いてくれて一緒に考えてくれた。私の強みを指摘してもらえる初めての経験は、本当に新鮮で、嬉しかった。だから、私も精神保健福祉士の資格を取って、専門職として仕事をしたいと思うようになった・・・

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謎の残る報告書

佐藤 朝子(看護師)

 昨年7月に新潟県立精神医療センターで入院患者が腹部の痛みを訴え、負傷の状況からみて第三者(看護師)が関与した可能性があるため、外部の有識者(精神医療センターの患者負傷に係る第三者調査委員会)による調査が行われました。調査が開始されてから勤務していた看護師1名が自殺しており、自殺する前に患者の負傷の一部につながる可能性がある行為を過去に行ったことや、職場の風土や職員の業務に対する姿勢、病棟業務の辛かった思いを手紙に残しているということから内部だけでは解決できない問題になっていると感じました。
詳しい事実関係は不明ですが報告書の内容を紹介させていただきます。

<事件の概要>新潟県立精神医療センターの患者負傷に関する第三者調査委員会報告書より
患者は30歳代男性、統合失調症で平成13年から急性期閉鎖病棟に入院していた・・・

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