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生活保護受給者座談会(1)

 生活保護に対する風当たりが強くなっている。特に、不正受給に関するマスコミ報道で生保受給者の8割方が不正を働いているかのようなイメージが作られている。実際は2010年度の件数ベース(不正受給件数÷受給世帯数)で1.8%、金額ベースでわずか0.38%の発生率であり、ここ数年で大幅な増加はない。
 そこで、イメージや雰囲気ではなく生活保護受給者の生の声をお届けしたく、今回は「おりふれ通信」編集委員で、精神科ユーザー・生活保護受給者である本城氏、石井氏に座談会形式で語っていただくことになった。

●生活保護申請について
石井:私が申請に行ったのは15年以上前なんですが、とにかく急でした。一人暮らしをすでにしていて、でも、お仕事とかしていなかったから家からの仕送りで暮らしてました。でも、1年くらいたったとき、急に父親の仕事がなくなり、母から「ごめんなさい。もう家賃と生活費があと一ヶ月しか送れないの」と連絡がありました。当時、カウンセリングと通院をしていて、依存症の自助グループに参加していたので、生活保護の話は聞いていましたが、詳しく知っていたわけではなく、カウンセラーさんから「お金がぎりぎりの状態で一人で飛び込むしかない」って聞いたの。今だったら誰かに一緒に行ってもらうとかあるんだけど、その時は具合も悪いしぼろぼろだったし無いものは無いから、必死に一人で飛び込もうと思って、でもその前に電話をしろって言われたから電話をしたの。「こうこうこういう理由で申請に行きたいんです」って電話したんだけど、その時の電話はすごく冷たかった・・・

 以下、全文は、おりふれ通信306号(2012年5月号)でお読み下さい。
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または FAX042-524-7566、立川市錦町1-5-1-201 おりふれの会へ

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