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日本精神科病院協会に対する抗議と質問状への回答を求める行動報告

東京都地域精神医療業務研究会
       飯田文子


 Photo
<日精協会館はこんな建物>
3月号に掲載したように日精協会長宛の抗議と質問状を2月に送付。3月末までの回答を求めたが3月31日になってもなしのつぶてであった。4月入り私どもから電話で確認したところ事務員から「会長から回答はしないと言われている」とのことであったが「ぜひ回答が欲しいので用意してください」と伝え、4月18日日精協会館に出向いた。一方全国精神病者集団は、1月に同様の文書を送付し、2月末までの回答を求めていたが、やはりなしのつぶてであったため督促状を送っていた。そこで18日は、全国精神病者集団も私どもと一緒に出向くこととなった。

 受付で要件を伝えたが、出向く日時を伝えてあったにもかかわらず受付には全く伝わっていなかった様子であった。電話で応対した事務員の氏名を言ったところ、しばらく受付で待たされた後、半地下の職員休憩室のような部屋に案内された。その後2名の事務員の方が私どもに応対した。その中で明らかになったことは、以下。 ①文書は、早い段階で会長に渡され、会長から事務に「こんな物にいちいち答えていられないから回答はしない」と伝えられていた。 ②回答しない理由は、事務には伝えられず事務としては、それ以上のことは、全くわからない。 ③文書は副会長までは回っているが、会長一人の判断なのか、何らかの責任ある会の決定なのかも事務には分からない。④医師の集団である日精協では、事務方は意見を述べる自由もない。 ⑤事務方として会の決定に参加する可能性のある事務長は、現在空席で7月までは事務長は無しの状態である。
 何も知らず、決定には全く権限の無い事務員を攻めても仕方がないので30分ほどで引き上げた。最後に5月10日に会長が会合に出席のため会館に来る予定になっているというので、その前後の日に私どもと会う時間をつくることを要請して終えた。

 以下が行動に参加した人の感想です。
○ トホホ。もう少し何か内容があると思ったけれど・・・
○ 日精協!事務室のバラバラ感など、行ってみて感じたことはいろいろあった。成果は、 病者集団としても確認できたこと。会長が「会わない」とはまだ言っていないとも確認した。11人もが参加した。
○ 会長の独断、ワンマン団体と分かった。他の人はかわいそう。応対した人は、飯田さんが名刺を出しても名刺も出せずにいた。
○ こういう場は初めて。日精協という場にポンと行くと、入院していた時のつらい体験や仲間のしんどさと別世界と感じ、何とも言えない思い。悲しい。次もがんばれたら行きたい。
○ 以前、市や厚労省に行った時と同じ、相変わらずの反応。
○ 事務長が空席と言うのが印象的。なり手がないのか。
○ 「撮影しないで」と言われ、準備していたのに拍子抜け。こういうことに慣れていないのか。
○ 長い話し合いになるかと思ったら、地下に通されただけで、すぐ帰って下さいと言わんばかり。次回も出てきてくれるのか疑問。日本の精神医療が世界一と言うなら出てきて言って欲しい。
○ 撮影はダメと言われたが、かえって録音はできたので作戦としてはよかったかも。
○ 部屋に通すとは思っていなかった。事務長相手と考えていた。
○ 組織としてどうなっているのかと思う。会長職を担おうとするまともな人がいないのか。石原東京都知事・橋下大阪市長みたいな人ばかり発言力を持っているのか。役員会を相手にしたらいいのか。
○ 世界一の内容、考えている改革の中味くらいは、ぜひ聞きたい。

* 4月18日、日精協会館の事務員は、5月10日前後に会長に会う手はずをとる約束をしたが4月23日返答があった。事務員を通じて「こちらからの回答はないという回答を出しているのでそれ以上の回答はない。従って会うということもない」と!
今回日精協会長の巻頭言を見て腹を立てたり、あきれたりした個人や団体は、私どもの他にもいたが、多くはしょうがない人や団体を相手にしてもむなしいだけと抗議もしなかったようだ。

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大阪精神医療人権センターのDVDを見て

木村朋子

大阪精神医療人権センターが、DVD「大阪の精神科病棟への訪問活動より」を出した。
約8分の見やすさで、古い病棟・寝床の横にむきだしの穴だけのトイレのある保護室と、今は当たり前になったベッドまわりのカーテンや電話室のある近代的病棟・きれいな保護室の対比が、ビジュアルでよくわかる。(古い病棟・保護室の病院がよく撮影に協力してくれたものだと感心した・・・

 以下、全文は、おりふれ通信306号(2012年5月号)でお読み下さい。
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生活保護受給者座談会(1)

 生活保護に対する風当たりが強くなっている。特に、不正受給に関するマスコミ報道で生保受給者の8割方が不正を働いているかのようなイメージが作られている。実際は2010年度の件数ベース(不正受給件数÷受給世帯数)で1.8%、金額ベースでわずか0.38%の発生率であり、ここ数年で大幅な増加はない。
 そこで、イメージや雰囲気ではなく生活保護受給者の生の声をお届けしたく、今回は「おりふれ通信」編集委員で、精神科ユーザー・生活保護受給者である本城氏、石井氏に座談会形式で語っていただくことになった。

●生活保護申請について
石井:私が申請に行ったのは15年以上前なんですが、とにかく急でした。一人暮らしをすでにしていて、でも、お仕事とかしていなかったから家からの仕送りで暮らしてました。でも、1年くらいたったとき、急に父親の仕事がなくなり、母から「ごめんなさい。もう家賃と生活費があと一ヶ月しか送れないの」と連絡がありました。当時、カウンセリングと通院をしていて、依存症の自助グループに参加していたので、生活保護の話は聞いていましたが、詳しく知っていたわけではなく、カウンセラーさんから「お金がぎりぎりの状態で一人で飛び込むしかない」って聞いたの。今だったら誰かに一緒に行ってもらうとかあるんだけど、その時は具合も悪いしぼろぼろだったし無いものは無いから、必死に一人で飛び込もうと思って、でもその前に電話をしろって言われたから電話をしたの。「こうこうこういう理由で申請に行きたいんです」って電話したんだけど、その時の電話はすごく冷たかった・・・

 以下、全文は、おりふれ通信306号(2012年5月号)でお読み下さい。
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