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ボストン「ピア運動」見学・体験記(その2)

七瀬 タロウ(精神医療「ピア」当事者)

さて今回は、アメリカの別のタイプの「精神障がい運動」の簡単な紹介(3)とアメリカのピア運動体が現在抱えている問題点(4)についても述べてみたい。

(3)NAMIについて
豊富な資金力と医師や家族会の連携のもと全米展開しているアメリカ最大の組織である。人によっては「リカバリーのマクドナルド」と表現している人もいるくらい、各種マニュアルを作成し組織展開を行っている。基本的には「啓蒙」「啓発」「正しい精神疾患理解」「周囲の正しい対応」と理解してよいと思う。精神科を積極的に受診し、クスリはお医者さんに言われたとおりにきちんと飲みましょうといった感じである。
 NAMIにたいしては、基本、製薬会社や旧家族会との強い関係等が、日本等でもよくあるが、NAMIが批判される最大の要因である。
また、精神医療の現状それ自体への批判的観点の欠落や強制医療に対する批判的観点の欠如、また日本でも障害種別を超えてよく指摘される「専門家支配批判の観点」の完全な欠落も強く指摘されている。私が見学・参加した限りでの印象はこれは、NAMI以外のどのピア団体でも基本そうだったが、まず、テキスト(のコピー)を使って、システマティクに、かなり「教育的な形」で行われることが多い。反面ミーティングの途中に挙手して、自由に質問、発言してもそれ自体は歓迎されこそ、問題にはなることはまったくない。日米のこの文化的な違いは教育それ自体の在り方も含め相当に本質的だと思う。

 以下、全文は、おりふれ通信304号(2012年3月号)でお読み下さい。
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