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障がい者の就労に必要不可欠なもの

香澄 海

 6月20日にNHK教育で放送された「福祉ネットワーク『障害者の”働く”を変える!』」の中で、大阪・箕面市の社会的雇用の取り組みが紹介された。1997年から箕面市は条件を満たした障害者事業所で働く障害者に最低賃金を保障し始めた。事業所の運営費・スタッフの人件費に加え、障害者の人件費の四分の三を補助し、事業所はそれに売り上げを加えて働く障害者に最低賃金を支払うことが可能になったのだ。
 例えば、今まで福祉的労働施設でクッキーを作っていた重度の知的障害と身体障害を合わせ持つ女性は、20日間で1万3千円の給料しか支払われなかったのに対し、この社会的雇用ではクッキーのトッピングの仕事を一日6時間勤務、18日間働いて8万4132円を稼げることになった。これと障害年金を合わせれば経済的自立にぐっと近づくことができる。

 社会的雇用には他にも以下のような特徴がある。
・最初からできないと決めつけないで、その人の希望にあった働き方ができるよう、能力を引き出すサポートを継続的に続ける。
・運営にも当事者が参加する。
・労働契約を結ぶ。したがって社会保険・健康保険に加入できることになる。・・・

 以下、全文は、おりふれ通信297号(2011年7月号)でお読み下さい。
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