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―パンフレット紹介― 悩みは多く、楽しいことは少なく、でも希望を持ち続けている人々をどう支えるか?

コミュニティサポート研究所・報告書作成メンバー 齋藤明子

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 『精神障害者ニーズ調査報告書』の表紙イラストは地域で一人で必死で生きている精神障害者の生活が、こんなに明るいムードであってほしいという報告書作成メンバーの願いを表している。太陽がさんさんとあたるところに干されているシャツとアンダーシャツと半ズボン・・・・しかし、その下に書かれている「たりないサービスって何?」という問いかけには「足りないものだらけですよ!」「十分に足りている分野ってあるの?」という声が聞こえてきそうである。
 退院促進が叫ばれても、いっこうに効果が上がらないのはなぜなのだろう。それは一言でいえば地域生活を支え、楽しくするサービスの圧倒的な不足だろう。
・使い方までうるさく制限されている上、時間数もヘルパーの数もわずかなホームヘルプ
・家賃不足や地域の理解不足から、アメニティの低い部屋しか確保できないグループホーム
・入院生活の短縮版に過ぎないようなショートステイ
・使う側にも提供側にもサービスを活かすノウハウがほとんどないガイドヘルプ
相談業務を除けば地域での支援サービスはこれだけである。
 今年のアカデミー主演男優賞をとった『ミルク』という映画がある。まだ見ていないのだが主人公のハーヴェイ・ミルクに関する本を読んだことがある。夫を亡くし沈み込んでいる女性をバラの花を1輪持ったミルク氏が「何か私にできることはありませんか」と訪ねたという。そんなサービスが地域にあれば・・・・。

 日本の制度構築は専門家任せである。しかし障害者の回りにいる専門家は医療や福祉の専門家ではあっても、精神疾患をかかえて地域で生きることに成功し、経験や知識が豊富で、それを人に伝えるのがうまい人ではない(専門家になってから発病した人は少なくないらしいが・・・・)。地域生活の推進には当事者専門家の存在は欠かせず、地域への移行に成功した海外先進国は積極的に当事者専門家の養成に予算を割いている。そういう人材が多数出てくるまで待っているわけにも行かないので、地業研はバラの花ならぬアンケート用紙を持って「たりないサービスはありませんか?」と聞き回ったわけである。「私に出来ること」と言えないところ、148人の貴重な意見をいただいた後も解決のアクションを起こせないことが、悲しく、無力感に打ちひしがれて
いるのだが・・・・・でも、地域生活を送っている人々の悩みや願いや希望を具体的に、網羅的に、見やすく、素朴な解決策をつけて提示するところまではできた!

無料です。ぜひ読んでください
 
資料部分を入れても38ページで全体は
 1.日々の過ごし方―社会参加、行き場、話し相手
 2.支援を受けて、家で暮らす
 3.一人暮らしを実現するために
 4.住まい
 5.所得保障
 6.仕事
 7.その他
に分かれている。また表組みのページにはアンケート回答者(地域で暮らし、デイサービス、作業所、地域生活支援センターなど何らかのサービスを受けている精神障害者)のナマの言葉が集められている。 

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