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投稿 韓国の精神医療散見

東谷 幸政 (NPOわくわく)

 韓国最大の精神病院、アジア最大の精神病院であるかもしれない龍仁(yon-inn)病院(龍仁市・2,400床)に勤務していた友人が独立し、診療所と病院を開業したと聞いてお祝いに行った。場所はソウルの南東のベットタウンである城南(son-nam)市である。彼はACT-K(KOREA)の現場責任者として1998年からソウル周辺でコミュニティ・メンタルヘルスセンターを次々立ち上げ、その現場責任者として診療とデイケアとアウトリーチの実践を展開してきた。ソウル特別区のホームレスメンタルケアの責任者も務めてきた。わくわくの韓国旅行の際には彼が運営責任者を務めるグループホームに泊めていただいたりもし、当事者同士の交流も実現した。逆に彼が来日した際には、当法人のホームに泊まり、日本のホームを体験してもらった。
地下鉄の改札を出ると、高 泳(ko-young)さんが出迎えてくれていた。いつもの見慣れた黒い登山ズボンに黒のポロシャツ、サンダル姿である。ラフな格好がポリシーらしい。去年の春、彼の運転で韓国南部を旅して回った。特に感銘を受けたのは、「辺山共同体」という、ゆるやかな生活共同体だった。自然農の農場、味噌や醤油、薬酒などの醸造場などを大規模に展開していて、こころを病んだ経歴のある人が役割をもち、ケアされる対象としてでなく、地域社会に生きる仲間として生きている姿がとても印象的だった。高さんも僕も、脱病院・脱施設の最終目標として、このような地域の中でともに生きることをめざしている。病院運営や施設運営はそのための手段であり、バックアップの役割と考えている。そうでなければ、イリイチのいうような自動運動のために、変質し腐敗していくことは避けられない。
今回開業したクリニックと病院は都市型精神科医療の典型ともいえるものだろう。「ここから、どのくらい?」と聞くと、高さんは、「1分。」と答えた。周りを見回すが、病院らしき建物は見当たらない。大きなオフイスビルが立ち並び、ショッピングセンターの看板が目立つ。彼について行くと、地下鉄の駅の脇にある大きな雑居ビルに入っていった。1階は商店が立ち並んでいる。奥にはレストランやら飲み屋が数多く入居している。訪れたのが夕方だったせいか、すでに飲み始めた人々でごったがえし、大変にぎやかだ。一番奥に行くと、エレベーターがあり、2階で降りた。すぐ前には精神科のクリニックの看板が2つ並んで立っている。左が高先生の「共生クリニック」、右が金先生の「夢を見るクリニック」である。二人の写真入りだ。外から見た分には、これが精神病院とは見えない。ただの精神科診療所だ。・・・・

以下、全文は、おりふれ通信274号(2008年10月号)でお読み下さい。
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