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続・しばしの「放浪」を終えて

久保田公子

そのⅡ.意味を求めすぎず
 誕生日を迎えた翌朝、春のにおいをかぎながら、私は久々に都心の職場へ向かった。派遣先の印刷会社で校正の仕事をするためである。冒頭に書いたように、ここ1年半ほどの間の転職につぐ転職と、その後もめげずにくり返した何十回という就職面接の末に得た仕事である。初めての派遣労働であり、30年ぶりの校正の仕事でありながら、さほどの緊張はなかった。そして今、私はこの仕事が結構気に入っている。週に2日だけは、固定した職場に行くことができるようになったが、あとは前日の夜にならないと次の日に仕事があるかどうか、そしてどこへ行くことになるのかさえわからない。しかもコンスタントに仕事があるとは限らない。内容的にも、雑多な様々の印刷物の校正であり、特に興味がもてるわけではない。それでも私はこの仕事をずっと続けそうな気がしている。派遣労働の問題性を軽視するつもりは毛頭ないが、おそらくはその不安定さとひきかえの気楽さが、今の私には合っているからだろう。そして、福祉現場がもつ様々な矛盾(あえて言うなら、今の社会にあっては「福祉」は社会が生み出す問題や傷口をとりあえず繕うものでしかない)と、「いやらしさ」のようなもの(職員が抱きがちな「支援してあげてる」意識等)から離れて、ペン1本で稼ぐことに心地良さを感じてもいる。

以下、全文は、おりふれ通信272号(2008年8月号)でお読み下さい。
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