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精神障害者にとって 今のサービス、必要なサービス、希望調査にご協力を

東京都地域精神医療業務研究会 代表 飯田文子

この調査のねらい  
自立支援法になり、身体障害や知的障害をもつ人と同じように、「精神障害」をもつ人も地域生活をサポートする福祉サービスが受けられることになりましたが、実際にはホームヘルプ、グループホームとショートステイ、および市区町村によるガイドヘルパーくらいしかメニューがありません。そこで、実際に地域生活をしている人の状況やひとりひとりの希望を聞くことで、必要なサービスが見えてくるのではないかと考えました。同時に画一的なサービスでなく、柔軟なサービス提供が必要なことも行政に具体的に提示していくためです。
多くのニーズ調査は、精神障害者にはこういうニーズがあるだろうという前提の上に、質問がつくられています。この調査では、まず人として当たり前の生活を思い浮かべ、収入、衣、食、住、社会人としての活動(仕事その他)、個人生活(家族を含め)、楽しみや生きがい、将来への思い、というふうに考えていきます。ニーズをあらかじめ決めてしまうと、現在あるサービスに落とし込まれてしまう危険性があるからです。
所得・住宅・介護・バリアフリーな環境を用意することはもちろんですが、障害を持つ人、特に知的・精神の障害者の多くは「自分らしい生活って何だ!」という疑問への取り組みを支援するサービスを必要としていると思います。そのサービスとは、支援者が「期待される生活像」をつくって押しつけることではなく、また、「人に迷惑をかけない」「自分や他人を傷つけなければよい」というものでもありません。
これまで精神障害者は、具合が悪いときに多くのサービスが必要だと主張されてきました。それはそのとおりです。しかし、具合のよいときこそ自分らしい生活を築くチャンスで、良いときは良いときで、本人の前向きの気持ちを後押しするようなサービスが必要ではないでしょうか。
このような思いで調査票をつくりました。ご理解の上、ぜひご協力くださるようお願いいたします。
記入は基本的にはご本人にお願いしますが、代筆でもかまいません。
記入に当たっての「参考例」をつくっています。必要があればご請求ください。
                       連絡先:〒190-0022立川市錦町3-1-33
                       にしの木クリニック気付 東京地業研
                       留守電/FAX 042(524)7566


 精神障害者にとって 今のサービス、必要なサービス、希望調査票 
以下、該当しているものにすべて○をつけて、その後にご本人のコメントを書いてください。現状に満足していないときは、その理由もお書きください。
 記入は基本的にはご本人にお願いしますが、代筆でもかまいません。

1.回答者 性別  a. 男  b. 女          2.年齢        代  

3.記入者(当事者はただ「本人」と書く。そうでない場合はイニシャルを記入し、立場、続柄などを書く)
    

4.記入年月日        年     月     日

5.今使っているサービス: a. デイケア  b. 作業所  c. 授産施設  
d. その他                                       

6.経済状態:  a. 給料  b. 年金   c. 仕送りや小遣い   d. 生活保護  
e. その他                                                        

[Ⅰ]今の暮らし
◆ 住まい
7.現在どのように暮らしていますか。
a.一人暮らし   b.親と同居   c.配偶者や子どもと同居   d.グループホーム
e.その他                                        
                                            

8.住まいについて困っていることがあれば何でも書いてください                
                                           
                                           
                                           
                                           
9.住まいについて希望はありますか?
a.今のままでよい
b.変えたい(その内容を具体的に)                                          
                                            
                                            

◆ 食事
10.食事はどうしていますか。○をつけて、その横に内容をお書き下さい。曜日や調子によって違いがあればそれもお書き下さい。
a.自分でつくる                                           
b.買ってくる                                        
c.つくってもらう                                             
d.外食                                             
e.作業所で出る                                               
f.宅配弁当                                          
g.夕食サービス                                       
f.その他                                             

11.食事のとり方や内容、その他食事に関連する悩みや困りごとはありますか。○をつけて、その横に内容をお書き下さい。
a.別に問題はない                                        
b.いつも同じ物を食べている                                
c.献立が決められない                                          
d.脂っこいものや甘いものを減らすように言われている                   
                                              
e.誰かと一緒に食べたい                                    
f.人と一緒では食べられない                                       
g.時間や回数が不規則になってしまう                                   
h.外食が多くてお金がかかる                                
i.その他                                        
                                             

◆家事
12. 掃除、洗濯、買物、ごみ捨て、整理整頓などの家事はどうしていますか。調子がいい時や悪い時によって違いがあればそれもお書き下さい。
a.自分でやっていること                                  
                                               
b.自分でやっているが手伝いがほしいこと                                   
                                               
c.手伝いがないとできないこと                               
d.ヘルパーにやってもらっていること                             
e.困っていること                                     
                                              
f.その他                                         
                                            
                                               


◆こういうもの、こういう場所があればいいな、助けがほしいなと思うこと
13.何でも書いて下さい。調子がいい時悪い時によって違いがあればそれもお書き下さい。
a.生活費について                                  
                                               
b.仕事について                                   
                                            
c.日常生活(食事・家事・身の回りのこと・外出など)について                    

d.行き場所について                               
                                            
e.その他                                            
                                            
[Ⅱ]将来・希望・夢
◆今後実現したいこと、やってみたいこと
14.何でも書いてください。       
                                            
                                            
                                            
                                            
                                           
                                           
                                            
                                           
                                           
                                           
                                           

◆ その他の夢、希望
15.実現がむずかしそうなことでも、遠慮せずお書きください。
                                           
                                           
                                           
                                           
                                           
                                           
                                           
                                                           
                                            
                                             

        

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2007年後半 コーディネーター日記 ―製薬会社の脅威―

東京精神医療人権センター 小林 信子

 年令を重ねると1年が早いといいますが、本当ですね。精神病院に関する記事が今年もありました。東京練馬区の陽和病院で看護師が患者に刺殺されるという事件と群馬県太田市の武蔵野病院で看護師による患者殺人という痛ましい事件でした。後者は精神病院の伝統的体質の事件ですが、前者は、社会が変化しているし、病院も新たな局面を迎えていることを示しているのでしょうか。精神病院ではこういう事件があると、管理を厳しく、閉鎖的にするのが常ですが、陽和病院はどうなのでしょうか。例は悪いですが、佐世保の一般病院で人違い殺人?がありましたが、病院とは本来そのくらい外に開かれているということですね。 
さて、「センター」が4月に事務所を移転したことはお知らせしてあると思いますが、不便さを乗り越え、通常の活動―相談業務・国立武蔵病院医療観察法指定病棟への月2回訪問、そして松沢病院の長期入院者病棟への月1回の訪問―を続けています。松沢病院の定期訪問は、相談者がこれ以上増えたらどうしようと春頃心配したのは杞憂だったようで、定例の3人プラス1人ぐらいに落ち着いてしまいました。展望がもてない辛い仕事ですが、長期入院中での患者さんの“ゆれ”をゆっくり受けとめて話を聞くことは一過的な支えにはなるという感じはもちました。
 今年はゆっくり仕事のはずが予想に反して次から次へと記事や報告書を書かなければなりませんでした。自由人権協会の会員として、協会創立60周年記念の出版物「市民的自由の広がりーJCLU人権と60年」(新評論社)で精神医療の部門を担当したのです。それから、国連の拷問等禁止委員会による日本政府への報告書審査のジュネーブでの様子や結果報告が「改革を迫られる非拘禁者の人権」日本弁護士連合会編で現代人文社(2500円)から出版され、その分担作業にも関りました。どうぞお買い上げください。
 おもしろい経験としては・・・

以下全文は、おりふれ通信 12月号でお読み下さい。ご購読連絡先:FAX042-524-7566、立川市錦町1-5-1-201 おりふれの会


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生活保護切り下げ(今年は)阻止なる!/北九州市生保辞退者餓死事件をめぐるその後

東京地業研  木村朋子

 本紙8月号で「北九州市生活保護辞退者餓死事件について」、10月号で「生活保護切り下げ阻止へ向けて第一弾」を報告した。後者は、厚生労働省が社会保障費2,200億円を削減する一環として、生活保護基準を切り下げる方向で「生活扶助基準に関する検討会」を設け、密かに数回の会合で結論を出そうとしている、大変だ!と、反貧困ネットワークの呼びかけで人々が集まり、検討会傍聴と会場前リレートークで切り下げ反対の行動をした参加記だった。
 その後検討会は11月30日まで5回開かれ、所得が下から十分の一の層と比べ生保世帯の方が生活費が多い・消費実態の地域差は縮まっているので、現行の級地制度(都市部は高く、地方は低く金額を設定している)では、生保受給世帯の生活費は都市部では低所得層より多く、地方では少ない結果になっているなどの報告書を出した。厚労省はこの報告書を根拠に切り下げを図る意向だったが、議院内集会や国会議員へのロビーングを経て民主党や公明党のヒヤリングの実現、厚労省検討会に対抗し生保利用者の声を踏まえた実態から考える「もう一つの検討会」の開催など、切り下げに抗する運動は連日圧倒されるようなエネルギーでねばり強く続けられた。この中で、厚労省検討会委員5名が連名で、「自分たちは、客観的な統計データの分析をしたのであって、一部で報道されているように『引き下げを容認した』わけではない。引き下げには慎重であるべきだと考えている」という趣旨の意見書を提出。厚労省の方針も、切り下げ→総額は減らさず都市部を削って地方へまわす→2008年度は見送り2009年度予算で対応すると、二転三転してとりあえず来年度からの切り下げは阻止することができた。
 しかし再来年度は「見直す」と言っているし・・・

以下全文は、おりふれ通信 12月号でお読み下さい。ご購読連絡先:FAX042-524-7566、立川市錦町1-5-1-201 おりふれの会

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