障害者自立支援法10・30全国大フォーラムで感じたこと
小麦の家 N.H.
私がこの精神障害者小規模通所授産施設「小麦の家」に通所をして約1年7ヶ月が経つ。作業内容はパンを製造し、販売するという至ってシンプルなものだ。しかし、この単調にもみえる作業にも日々、小さくはあるが変化や進歩がみられる。そして、その流れによって私自身も、仕事の感覚や社会性を取り戻してきたところだ。
しかしながら、来春からこの小さな施設にも自立支援法の波が押し寄せ、利用者負担金というものが生まれる。私の場合、扶養控除を受けているため、ひと月に9,300円の負担金を払わなければならない。現在、障害者年金を受けていない私には、月にして約2万円弱の工賃のみが収入である。そこの中から9,300円支払う事となれば実質1万円ほどの稼ぎとなってしまう。1ヶ月、およそ60時間の労働に対して1万円しか支払わなくなるという事だ。
一体誰の為の自立支援法なのか?私は鬼気迫る現実を目の当たりにしてようやく重い腰を上げ、複雑な心境で10・30全国大フォーラムに参加する。
以下、両レポートの全文は、おりふれ通信 11月号でお読み下さい。
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