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「精神障害者退院支援施設を考えるシンポジウムの集い」に参加して

饗場哲夫(精神医療ユーザー)

2007年1月31日(水)に「精神障害者退院支援施設を考えるシンポジウムの集い」が参議院会館で開催されました。私は一人の精神医療ユーザーとして参加しました。
シンポジストは川名紀美氏(朝日新聞論説委員)、澤温氏(さわ病院院長)、原昌平氏(読売新聞記者)、水島広子氏(精神科医)の4名。コーディネーターは藤井克徳氏(日本障害者協議会常務理事)、加藤真規子氏(精神障害者ピアサポートセンターこらーるたいとう)の2名でした。

私の目にとまった発言を、いくつか挙げてみましょう。(順不同)
①帯広ケアセンターを核とする、地域ぐるみの取り組みの紹介
②退院支援施設は、医療内福祉である
③社会的入院は、人権侵害である
④財務省主導の面があり、厚労省のみ批判しても、問題は解決しない
⑤「障害者自立支援法」を成立させた以上、障害者を隔離させない必要がある
⑥マスコミで、精神医療について取り扱われる事が少なすぎる
⑦「社会的入院」の話が、一人歩きしている
⑧長期の入院は、退院する意欲をなくさせ、日常生活をしていく能力を失わせる

私は、「病院内敷地内退院支援施設」の発想が、いまだに理解できずにいます。グループホームなどの、社会的な資源を充実させるのを優先させるべきです。
障害者自立支援法の第1条と第3条を忘れてはならないと思います。
今回のシンポジウムは、精神障害者退院支援施設の問題に、社会的入院解消の問題や財政上の問題が加わり、さらに、介護保険との統合が見込まれる障害者自立支援法の問題も絡んで議論が混乱し、明確なまとめに至らずに終わった印象を持ちました。
当事者が声をあげ続けていかない限り、状況は悪い方向へ向かっていくと感じています。

全文は、おりふれ通信2007年1・2月合併号でお読みください。ご購読お申し込みはメールでお願いします。

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