« 本の紹介  『バンカーそして神父 -放蕩息子の帰還』 亜紀書房 | トップページ | 投稿 リーフレット「閉じ込めないでもうこれ以上」発行しました »

出直してよ!「障害者自立支援法」10.31大フォーラムに参加して

飯田文子

 当日は日比谷公園を中心とした4つの会場に、15,000人が集まりました。車椅子の参加者が目立ち壮観でした。各会場で各地、各場、各障害の方達の「支援法」による影響、今後の見通し等が語られ、「支援法」の見直し、反対の主張がされていました。
 全国からの参加者には、経済的にも体力的にも大変な努力が必要です。それにもかかわらず、これだけ多くの人が集まったのは、それだけ「支援法」による生活そのものへの影響が大きく切実なものだと改めて感じました。デモの隊列で一緒になった長野県からの参加者は、「支援法」が施行になった4月から作業所の赤字が一ヶ月120万円となった。職員の給料を減額しているが、このままでは作業所を続けていくことができないと語っていました。
 マスコミの取材陣の姿も見えました。日比谷公園にいる私たちは、これだけたくさんの人が集まって行動しているのだからマスコミも大きく取り上げて報道してくれるだろうと思ってしまうのですが、実際にはそれほど大きな扱いにはなりませんでした。
 今回のような全国的な行動は、今後も必要と思いますが虚しさも禁じ得ません。各自治体に対して必要なサービスの量と質を求めていくこと、そのことにより「支援法」を変えていくことが必要です。
 「支援法」を考える中で私自身が身体、知的の障害をもつ人達の状況や、サービスの内容をあまりに知らなかったことを痛感しています。さらに、精神障害者にとってどんなサービスがあれば地域で生きていくのに役に立つのかを具体的に提示していくことが大切です。
 *「精神障害者」のグループが精神病院内「退院支援施設」「地域移行型ホーム」の白紙撤回を求めるビラをまくお手伝いも兼ねての参加でしたが、この間の白紙撤回の運動では精神障害、身体障害の団体の方達が自らの問題として積極的に運動を推進してきました。その結果、本紙No253号(9月号)に報告後の9月25日厚労省交渉で10月施行が来年4月まで延期されました。4月までに白紙撤回をさせるためにはさらに広範な運動が必要です。

<10.31大フォーラム アピール>
1、 政府はただちに“いのち”“人権”そして地域生活の実現という観点から、障害のある人の実態やニーズ把握に基づいて、障害関連予算の見積もりを一からやり直すこと。
2、政府はただちに「障害者自立支援法」の出直しを図り、原則1割の「応益負担」を中止すること。
3、政府はただちに「障害者自立支援法」の出直しを図り、障害者が地域で人間らしく生きていけるように、支援・サービスの社会基盤整備について立法措置を含めた拡充策をとること。
4、政府はただちに「障害者自立支援法」の出直しを図り、難病や高次脳機能障害を含め、あらゆる障害を法制度の対象にすること。
5、政府はただちに、障害者が地域社会の中で、個人として尊重され、かつ安心して暮らせるように、年金などの所得保障制度を整備すること。

|

« 本の紹介  『バンカーそして神父 -放蕩息子の帰還』 亜紀書房 | トップページ | 投稿 リーフレット「閉じ込めないでもうこれ以上」発行しました »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/19973/13437226

この記事へのトラックバック一覧です: 出直してよ!「障害者自立支援法」10.31大フォーラムに参加して:

« 本の紹介  『バンカーそして神父 -放蕩息子の帰還』 亜紀書房 | トップページ | 投稿 リーフレット「閉じ込めないでもうこれ以上」発行しました »