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古い病院の中から

次は日々の仕事の中でハッと気づかされたことです。

        民間精神病院コメディカル職員 東野みどり

 古ーい精神病院で働く私もまた中古となり、「昔ノ私ハコウデハナカッタ」と感じはしても、鈍くなってきた頭と感性で、疑問を感じては忘れ、放置してきていた。
 病院ではさまざまな、あるいは単調で単一なプログラムが、患者の治療(?)や気晴らしのために組まれる。その企画、準備、進行、後始末の多くは職員が行い、ごくたまには全部患者に任せて行われる。
 先日、私がある女性の患者さんに司会を頼んだのはそうした思惑ゼロで、しばらく動きのない状態や沈黙があって、「声が小さくて聞こえないよ」と役を取って代わられた。その場の参加者達は、入院して5年、10年が経ち、という顔ぶれだったので失礼ながら何の期待もなかった。
 ここから先はちょっとウソのように聞こえると思うが、患者さん一人ひとりの顔つきや身体の動きや姿勢、声がゆっくりと変わった。なぜ今までこれが起こらず今回起こったのかがわからないので同じ試みも再現できないが、しなくてよいことをし続け、してはいけないことを繰り返す職員や病院のあり方が、患者さんが本来の自分に立ち戻る過程をじゃましているんだね・・・とつくづく思った。
 職員しゃべり過ぎか。黙って今後を期待する。

いったいどんな出来事があったのでしょうか?私もグループの中で経験したことがあるので「そうそう!わかりますぅ!!」と思いながら読みました。(編集部佐藤記)
全文はおりふれ通信8月号をどうぞ。ご購読連絡先:FAX03-3366-2514、新宿区西新宿7-19-11児玉ビル301 おりふれの会

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