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<個人情報保護法施行以後の通信面会の自由>

半田佳世子

 昨年、都内の同じ区にある2ヶ所の精神病院に、作業所メンバーがそれぞれ入院し、連絡をとったところ、これまでは考えられなかった対応をされ、それからずっと疑問を感じています。
 T病院では、家族以外は面会も電話の取次ぎもできないと言われ、理由を聞くと、個人情報保護法に抵触するからと言われました。本人が通っていた作業所のスタッフです、とこちらの身分を明かしてもダメでした。
 N病院でも、家族以外はダメと言われましたが、作業所のスタッフだと言うと、本人の生年月日を聞かれ、それを告げると、本人のいる病棟に電話をまわしてくれ、本人と話すことができました。
 通信面会の自由は、精神障害者の基本的人権であり、T病院でもせめて、本人に電話に出る
かどうか確認してほしかったと思います。
 通信面会の自由は、当事者やPSW等関係者が数十年にわたる努力の末にようやく獲得されたものです。T病院やN病院にはPSWも多数で、精神医療の分野でこれまで多くの実績を積んでこられただけに残念です。最近のPSWが病院のスタッフとどのようにチームを組んでいるのか、精神障害者の基本的人権が、どのように保障されているかについて、これまでの実績を踏まえて敏感であって欲しいと思います

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