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「東京精神病院事情」について

病院PSW カメレオン

 昨年ある研修会で、どこかの理事の方が講演の中で、都内のいくつかの病院のデータを比較しながら、この本のデータは良く出来ていると評価され説明に使われていました。私自身も他病院の状況や当院の評価を知るために毎回発行されると購入してきました。戸棚には過去の4冊があるはずと、今回の原稿依頼のために参考にしようと探しましたが、結局1冊も見つかりませんでした。当院はこの調査自体に積極的に協力している医療機関ではありませんが、それぞれの部署で気になっているらしく、借りに来ては返すといったことを繰り返すうちに、いつの間にか戸棚から消えてしまったのではないかと思われます。院内でも評価について、常に気になっていることは確かです。それだけ周知された存在の書物として利用されているようです。
 読む側にとって残念なのは、訪問調査に非協力の病院が47と半数以上になり、それらについては、表や数字のみで判断しなければならないことです。この中には、過去の版で自分の病院が批判的に書かれたと調査に非協力的になってしまった病院もあるようです。批判的に書くことで次回の調査に協力が得られないことも、当然に予想されることです。読む側にとっては、多くの病院に調査協力してもらい、共通の情報が伝えられることも大事ではないかと思います。いずれにせよ、率直に書き手が伝えたいことと、多くの病院に協力してもらうことのバランスが難しく今後の課題と思います。一方、調査を受け入れた病院は、2頁半にわたり病院の様子から始まってアンケート回答等、コメント付きで詳細に書かれています。さらに治療方法も案内してあり、参考になりました。このように詳細に書かれていると、数字に表せないソフト部分を判断するのに有効です。毎回ボリュームも増し、その病院の様子も分かりやすくなっています。
 近年病院医療も変化せざるを得なくなっています。数字を見るとほとんどの病院で点数がアップしています。そういう意味では、当事者達が利用しやすい病院に近づいていけるのではないかと願っています。
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