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<2006年1月号編集後記>

編集部の木村です。今年もよろしくお願いします。

 年明け1月の編集会議は、飯田さん達のお休みもあって、当事者4人(岡本さん、久保田さん、石井さん、久しぶりのAさん!)、従事者2人(看護の佐藤さんとPSWの私)、その他1人(小林さん)という顔ぶれでした。そして今号も、当事者として生きていこうとされている加藤さんとMさんというお二人に多くを負っています。小林信子さんはおりにふれて気を吐いてくれていますが、精神医療従事者である私たちは、大きな構想ではっきりものを言うことができなくなっており、信頼し尊敬する当事者の友人達の後をついていくような形に、自然になっていくのかもしれません。

 ところで私は診療所のデイケアで働いていますが、そこで昨年の秋から冬にかけて、40~50歳代のメンバーが4人続いて突然死されるというつらいことがありました。全員が向精神薬を、長年にわたって多くの量服用しておられました。3人は多摩地域の住人で、心筋梗塞、急性心不全との死亡診断のもと、解剖されることもなく終わりましたが、もう1人は23区内の住民であったため、東京都観察医務院で解剖され、開いてみただけではわからないということで、細胞をとってその後数ヶ月かけて調べられ、結局エコノミークラス症候群のような死因であったことがわかりました。23区内の突然死で解剖されても、精神障害者は「薬物中毒」という死因がかえってくることが多いと聞いたことがありますが、ろくろく調べもせず「心筋梗塞」ですまされるよりは、より事実に近いと思いますし、じゃあ「薬物中毒」って何なのか、どの程度の量・期間、服薬したらそうなるのかなど、次の検討もあると思います。検討して生きている人への臨床に役立てていかねばならないとも思います。
 この問題については、今後もとりあげていきたいと思っています。ご意見よろしく。

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