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ピアサポートグループ「りらく」による長期在院者への自立支援の活動の紹介

編集部 飯田文子

 東京都立川市に2002年10月「ピアサポートグループ・りらく立川」が誕生しました。
 「りらく」のメンバーは、活動の中で、支援があれば精神病院を退院できる社会的入院と言われる仲間達が多数存在することを知りました。そこで「りらく」として長期在院者への退院促進活動に取り組もうと決めました。
2003年4月から動き始めましたが都内には同じような活動をしているグループは無く、先進地である大阪府に研修に行きたくてもお金も無いで全くの手探り状態の出発でした。幸いにも東京都共同募金会の配分金を受けることで、交通費や会議費は捻出できました。  

どこから手を付けたのか・・・・
「りらく」メンバーを受け入れてくれそうな病院を選定しました。近くの病院で退院促進に力を入れている病院にターゲットを絞りました。八王子市の駒木野病院と東村山市の多摩あおば病院の2病院を選びました。病院のソーシャルワーカーなどを通じて自分たちの経験を話したりすることによって退院への支援をしたいことを申し入れました。

どんな活動をしたか
駒木野病院には、2001年1月から病院全体として退院支援委員会のプロジェクトがありそのプロジェクトとタイアップする形を取りました。毎月1回の駒木野病院通院者の集まり「ジョイトーク」に「りらく」のメンバーも参加することからはじめました。参加をしながら立川地域からの入院中の人をワーカーに紹介してもらい話しをしました。話しをする中で色々な動きはあったものの今のところ退院になった人はいません。2004年8月からは院内の退院のためのグループワークにも参加しています。
 多摩あおば病院では入院者全員に呼びかけた茶話会を毎月1回開催しています。茶話会出席者の中から「りらく」の勉強会に参加する人や具体的に退院の相談をワーカーにする人がでてきました。
実際に病院を訪問したり入院中の人と会うこと以外に勉強会の開催、地域での生活のイメージ作りのためのビデオの作成、他の人の意見を聞くための「長期在院者退院促進検討委員会」を開催しました。

これからの活動
活動を継続することが大切なので今後も2病院への月1回の訪問を続けます。その中で退院へ動き始めた人には一緒に外出する等の支援をする。
 他の病院へも活動を広めたいが今のところは人的にも資金的にも余裕がありません。

活動の報告集の発行
上記の活動を「精神障害者長期在院者へのピアによる自立支援調査研究事業報告書」にまとめました。部数に限りはありますがお求め希望の方は、東京都立川市柴崎町2-10-16オオノビル2F自立生活センター内「ピアサポートグループ・りらく立川」・FAX 042-521-3134まで連絡下さい。報告集は無料ですが送料は負担して下さい。

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