ジュディ・チェンバレンさんにメッセージを

 アメリカのサバイバー活動家であるジュディ・チェンバレンさんが、肺の病気で去年12月から在宅ホスピス療養生活をしています。彼女は何度も日本に来たことがあり、著書も翻訳されているので(「精神病者自らの手で」解放出版社)、ご存じの方も多いと思います。

 ジュディさんが在宅ホスピスに入ってからの日々を、『あるホスピス患者の生活(原題Life as a Hospice Patient) 』というブログに書いていると、大阪の松田博幸さんの文章で知り、おりにふれて読んできました。
 「生涯をかけて「患者(ペイシェント)」という言葉をなくそうと努力してきたのに、今「ホスピス患者」という表現でいいのだろうか。まぁいい表現が見つかるまで「クライエント」でいきましょうか」と、原則派でありつつ柔軟なジュディらしい始まりのこのブログには、痛み、不眠、咳き込みなど症状と対応、ホスピススタッフやヘルパーとのやりとり、体力的にはつらくても外出の機会を大切にしていること、おいしいものや来客の楽しみ、アメリカンフットボールの試合についてなど、よく具合悪いのにこれだけ書けるなぁ!と思うほど、毎日のように書き込まれてきました。8月の終わりには「生前葬」のような大イベントもあり、その準備や様子も知ることができました。
 しかしジュディが段々弱ってきていることは明らかに見て取れ(それはホスピスにいる以上しかたのないことなのですが)、10月1日の記載に「生き続けることに何の積極的意味も見いだせない。ー貯金を使い果たし、家族間の緊張関係を増し、気持ちの上でも肉体的にもみじめさを味わうだけだ」とあるのを見て、たまらない気持ちになりました。何か私たちにできることはないのか。今さらですが、加藤真規子さんや、松田さんに相談をもちかけました。松田さんから「かつて、ジュディさんは、自分と価値を共有できるさまざまな人たちから話を聴きたいと言っておられました。そこで、人びとから日本語でメッセージを寄せてもらい、それを翻訳して送るのはどうかと考えました。言葉のカンパを集めるということです」という返事をもらいました。松田さんも日本語から英語への翻訳を担当して下さるとのことです。

 そこで ジュディ・チェンバレンさんへの言葉を募ります
 内容は何でも。ジュディさん自身「『(病人に)悪いことやマイナスのことを書いてはいけない』とか『何を言えばいいのか分からない』という人がいますが、あなたがしていることを教えて下されば、それが私には助けになるのです。私も皆と同じ活動の一端を今も担っていると感じることができるからです」と言っています。字数200字くらいまで。
メール:xle02444@nifty.com へお送り下されば、英語にしてジュディさんのアドレスchamjudi@aol.comへ送ります。
よろしくお願いします。          (木村朋子記)

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さよなら“障害者自立支援法”つくろう私たちの新法を!  10.30全国大フォーラムへ 

 マニフェストに「自立支援法の廃止と新法制定」を掲げた政党による「新しい政権」が発足しました。障害に伴う支援を「利益」とする自立支援法は、多くの見直しを求める声に押されて実施した軽減措置によってもちこたえていますが、小手先の見直しは、もう通用しません。今こそ自立支援法を廃止して、みんなの声を反映した「新しい総合的な福祉法」を制定する絶好のチャンスです!
 との呼びかけで、今年も日比谷野外音楽堂で集会が開かれる。
・・・・・・・・・
と き: 2009年10月30日(金)
     正午開会 (11時開場)
ところ: 日比谷野外音楽堂→3時国会と     東京駅方面にデモ行進(予定)

 全文は、おりふれ通信281号(2009年9月号)でお読み下さい。
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コーディネーター日記 精神病に罹患した死刑囚に死刑執行の停止を

東京精神医療人権センター  小林 信子

 アムネスティー・インターナショナル(AI)は、人権擁護団体として死刑制度に反対している代表的機関である。その中でもとりわけ社会的な弱者ー女性・子供・精神障害者への死刑執行には特に強く反対している。そのAIが9月11日に新たに誕生した日本政府に対して、改めて死刑制度廃止と、精神病にかかっている死刑囚の死刑執行停止の勧告をした・・・

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立川市生活福祉課の対応が改善されるまでの経緯から感じたこと

にしの木クリニックデイケア担当・北原真樹

 あるデイケア利用者から以下のような苦情を受けた。生活保護の通院移送費申請書を担当者に提出したところ、他の人には提出期限について言われないのに、自分だけ翌月中に提出するよう厳しく言われた、と。
 その利用者が、一人で担当者に会いに行くのが怖くなってしまったという訴えもあり、2回にわたりデイケアスタッフが市役所に同行した。しかし、申請当該翌月半ばに行ったにもかかわらず、「こんなに遅くちゃ(移送費を)出せないよ」と言われ、客に対する態度としては厳しい感じを私自身も受けた・・・

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読者からの手紙

 はじめまして、私は、現在石川県立看護大学で精神看護学の准教授をしている武政奈保子と申します。
 平素より、仕事で精神病院に出入りしているのですが、74歳の母が統合失調症(?)で入院となり、千葉県の下総療養所に入院になってしまいました。突然の入院で応急入院でした。すぐに医療保護になりましたが、入院してから3週間、毎週石川県から見舞いに行っても、面会させてもらえませんでした。理由は、看護師が主治医から面会許可を聞いていないからというものでした・・・

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「赤毛のアン」の島・プリンスエドワード島で

飯田 文子

 カナダのトロントに行ってきました。トロントからの観光は、圧倒的にナイヤガラの滝見物らしいのですが、あえて選ばず、飛行機で2時間のプリンスエドワード島(P・I)に出かけました。「赤毛のアン」は、小学生時代の愛読書でしたし、P・Iは、このところアンの島としてテレビで紹介されていました・・・

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本の紹介『障害者総合福祉サービス法の展望』ミネルヴァ書房

編集部 木村朋子

 「私たちぬきに私たちのことを決めるな」を合い言葉に、障害者自立支援法に反対してきたDPI日本会議が、では障害者が地域で自立した生活ができる制度はどうあるべきか、「夢物語でなく、当事者運動の積み重ねに立った、実現可能性のある提案」をしたのが本書である。新政権が「自立支援法の廃止と新法制定」を言うこの秋、何とタイムリーな出版だろうか!

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基幹型地域生活支援センター“ゆう”の施設見学を終えて

溝口雅子

 東京にクライシス・センターをつくりたいと考えている仲間で、8月17日“ゆう”の施設見学を行った。2008年秋、岡山市で開催された日本病院・地域精神医学会で“ゆう”の活動がパネル展示や分科会で発表されるとユニークな活動として全国的に大きな評価と関心が寄せられ、以後多くの方々が施設見学に訪れているとのことだった。私たちも似たような経過で、今回の施設見学となったのである。
 施設見学の前に、“ゆう”が岡山の地域精神医療のシステムの中でどのように成り立っているのか、利用状況、経営基盤等、8項目について質問し、それに対して文章と資料での回答を得て臨んだこともあって、現地での意見交換や見学が順調に行われ、多くの課題も一定程度共有することができた思っている。私個人としてクライシス・センターのイメージが少し鮮明になったような気がしている。

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長澤康寛さん『吾が生涯』後編

「さくら会のお知らせ」から要約・転載

前号からのつづき

<17年間の長期入院>
 昭和44年、33歳。冬場になると季節労働者が集まるので仕事を見つけるのが難しくなり、その冬は立川の紙仕切り屋へ働きに行った。ある日近くの喫茶店へ入ったが、疲れて身体がフラフラしているのを店主が怪しみ、警察へ連絡。取調べを受けて、そのまま東京のはずれにある青梅厚生病院に移送された。入院してすぐ年配の患者に「最低3年間は絶対出してくれない」と聞き、逃げねばと決意。20日目に決死の脱走。立川で1日働かせてもらい、もらった金がなくなり戻ったところを、病院からの手配でまた連れ戻された。以後、気の遠くなるような長いながい閉鎖病棟での17年間。とにかく、ひどい病院だった。

 入院患者は80人。畳の大部屋に10人が寝起き。すべては院長の命令一下、正直に話をしたり要求したら即懲らしめの保護室である。私は身寄りがなかったから、17年間誰も面会に来てくれなかったが、他の患者は家族が来る。その時は院長、看護婦が必ず同席し、「早く帰りたい」とか、病院の待遇の不満などをちょっとでも言おうものなら、後ですぐ強い薬を飲まされ保護室へ。退院できる状態になっている人でも「治療中」と院長に言われ続け、家族もその言葉を信じ、ただ無為に閉じ込められていたのである。そのうちの何人かの人が絶望して、自ら命を絶った。
 けれど私は何度も何度も院長に「出してくれ」と訴え、その度にもちろん保護室であった。また私のように身寄りのない福祉の人間は、病気が回復していても、なおさら退院などということはあり得なかった。

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反-貧困ネットワーク 09年選挙目前! ~私たちが望むこと~

東京地業研 木村朋子

 7月31日、「選挙目前!私たちが望むこと集会」が総評会館で開かれた。参加者は380人。集会ではいつものように奨学生、シングルマザー、障害者、外国人労働者、非常勤公務員などの立場から、さまざまに切実な当事者発言があり、各党議員による3分間スピーチも選挙前ということで熱がこもっていた。その場で反ー貧困ネットワークの政策要求が提起された。
 それは、「貧困率測定調査を行い、貧困削減の数値目標をかかげる」「社会保障費を削減せず、穴だらけのセーフティネットを再構築する」を筆頭に、生活保護、住宅、年金、雇用・労働、女性、子どもの貧困・教育、母子家庭・父子家庭、外国人、医療、介護、障害者、DV問題、多重債務問題、ホームレス問題、税・社会保険料と、多岐にわたっている。

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«東京精神医療人権センター第23回総会開催